COLUMN
いいキャリアってなんだろう?と思ったら読んでほしい記事5本
「いいキャリア」ってなんだろう?──この問いにはきっと人の数だけ答えがあり、絶対解は存在しません。一方で、自分にとっての「いいキャリア」を考えるための「いい思考法」は存在します。
当記事では、Goodfind Collegeの中から「いいキャリア」について考える足がかりになる記事5本をピックアップしてお届けします。本質を押さえているからこそ普遍性が高く、就活生のみならず多くの社会人の方々にも読んでいただいている記事を集めました。キャリアの節目に読み返す保存版として、ぜひお役立てください。
SECTION 1/6
時間の奥行きを考慮した立体的な思考を身につけよう
皆さんがキャリアについて考える際、家族などの身近な大人の意見や、現在活躍しているビジネスパーソンの経歴を参考にすることも多いでしょう。しかしその際には、彼らの世代と皆さんが就職活動をする今この瞬間では前提が大きく変化していることを認識する必要があります。
私たちのキャリアは自身を取り巻く外部要因(産業、社会、経済、技術、政治、文化)から大きな影響を受けます。それらの外部要因が時とともにダイナミックに変化していくものである以上、時代によってキャリアの最適解も変化するのは当然だと言えるでしょう。
つまり過去のある時点でのスナップショットから結論を出すのではなく、歴史や未来を含んだ立体的な思考をすることでこそ、本質的な答えを導くことができるのです。
そうした現在・過去・未来という時間軸の奥行きを考慮して物事を捉える思考法を、Goodfindでは「時間軸思考」と呼んでいます。
当記事ではそんな「時間軸思考」と、もう一つの重要な思考法である「テクノロジー社会学」について、Goodfind代表の伊藤が自ら筆を執って解説しています。
SECTION 2/6
マクロ経済学は、キャリア選択のための必須教養
前章で紹介した「時間軸思考」をもとに考えると、いま現在人気業界/有名企業と目されているところも、時代の変化に応じて斜陽化する可能性が十分にあることがわかります。
良い環境選択のためには、日本経済や世界情勢に関する正しい知識を持ち、業界や企業の未来を読み解くことが重要です。こうした世の中全体を俯瞰する視点をGoodfindでは「マクロ視点」と呼び、長年マクロ視点で経済や社会動向を紐解くセミナーを行ってきました。
セミナーの内容の一部を記事化した当記事では、戦略ファームを経て、現在は世界のトップ校で多数の起業講座を行い、連続起業家としても活躍するGoodfind講師・織田が登場。学生が誤解しがちな日本経済の事実を解説しながら、マクロ視点を持つ重要性についてお伝えします。
「織田のマクロ経済学(1)「誤解だらけの日本経済」」の記事を読む
織田によるマクロ経済学の解説記事は全部で3つあるので、ぜひ他の記事にも目を通してみてください。
SECTION 3/6
人材輩出企業は時間軸を考慮して見極めよう
「市場価値を高めるにはどうすればいいでしょうか」──Goodfindを訪れる学生から最もよく挙がる質問のひとつです。
この問いを、市場価値が高い人材の最たる例である経営者・起業家たちの経歴から紐解いてみましょう。下記の図から、どんなことが言えるでしょうか。
この図は、企業の成長曲線と活躍している経営者・起業家の入社時期の関係を表したもの。彼らの共通点として浮かび上がってくるのは、彼らは「企業の黎明期や急成長フェーズに飛び込み、まだ比較的無名だった企業を成長させる経験をしている」ということです。
つまり良い経験を積めるか否かには、どの市場、どの企業にせよ飛び込む「タイミング」が大きな影響を与えると言えるでしょう。
当記事では、こうした経営者・起業家たちのキャリアの共通点を紐解き、真に市場価値を高める経験の積み方について解説しています。
「経営者キャリアに学ぶ。市場価値を高める経験の積み方」の記事を読む
起業家のキャリアをより詳細に紐解いた以下の記事も、ぜひ併せてご覧ください。
SECTION 4/6
最短で経営人材を目指すには環境選択が肝
もしあなたが「20代で経営人材に」という野心的な目標を掲げているとしたら、その達成のためには正しい知識や適した環境を見極める視点が必要不可欠です。
例えば環境選択で重視すべきポイントの1つに「事業特性」が挙げられます。
事業特性は「資本集約型」と「知識集約型」に大別されますが、最短で経営人材を目指すには知識集約型を選ぶのが得策でしょう。なぜなら知識集約型の事業では個の才能を活かすことが競合優位性に繋がるため、年齢関係なく実力での評価がされやすいからです。
当記事ではこうした「20代で事業経営を目指す人の最短ルート」について、2人の経営人材が対談。社会人2年目で事業部長を経験したのちに25歳で執行役員に就任し、企業の急成長期を支え続けているレバレジーズ藤本氏と、20代後半で起業し、Goodfindを運営してきたスローガン創業者の伊藤が、実体験から得た知恵を存分にお伝えします。
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認知バイアスを理解し、状況を正しく捉えて企業を選ぼう
ここまで抽象度の高い論を語る記事が続いてきましたが、当記事ではそうした抽象論をいかに具体的な選択に繋げていくか──つまり「いま現在はどんな切り口で企業を選ぶべきか?」をGoodfind代表の伊藤と名物講師の織田が語ります。
伊藤が挙げた切り口は以下の3つ。
ただしここで重要なのは、「では私もこの3つを重視しよう」と無思考に意見を受け取るのではなく、伊藤がどのような情報収集を行い、その情報からどのように答えを導き出しているかという一連のプロセスを学ぶことです。
誰かが導いた答えを盲信するのではなく、そのプロセスを学び、自分なりに考えて答えを導くことによってこそ、自分にとっての良い選択ができると言えます。
記事では情報収集のコツを含め、優良企業を見極めるための一連のプロセスをお伝えしています。
SECTION 6/6
判断力は知識によって養われる
今回紹介してきた記事に共通するメッセージは、「旧来の価値観やバイアスに振り回されず、いま現在の社会の状況を正しく理解・認識して道を選ぼう」ということです。
言い換えれば「多くの人がそうしているから」「あの人がこう言っていたから」という理由で意思決定するのはやめよう、ということでもあります。大前提として最適な選択は一人ひとり異なるものですし、外部環境の変化が激しい現代では昨日の常識が明日の非常識になることもあるからです。
だからこそ、「自分が当てにしようとしている通説は時代遅れのものではないか?」「誰かのポジショントークではないか?」を自分自身の目で見極めることが非常に大切だと言えます。そしてそのために必要なのが、知識なのです。
ぜひ今回紹介した記事を入り口に様々な情報に触れ、たくさんの知識という武器を手に入れてください。そして自信を持って、皆さん独自の「いいキャリア」を歩んでもらえたら嬉しいです。
最後に、Goodfind CollegeはTwitterでも情報をお届けしています。記事の要点をインフォグラフィックとともにお伝えするなど、短時間でも記事のエッセンスを学べるようなツイートをしているので、ぜひチェックしてみてください。
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