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【今週の就活×ニュース】次にくるのはD2Cならぬ「D2A」?

就職面接で「最近の気になるニュースは?」と聞かれたら何と答えますか? この質問に答えられるようにニュースサイトに登録したり、新聞をとったりしてみたものの、どの記事を読めば良いのかわからない、読む気が起きないという方も多いのではないでしょうか。その原因は、そもそもニュースを「自分には関係ないこと」として捉えていることにあるかもしれません。遠い国の話、いち企業の話の中にも、皆さんの現在、そして未来の形成につながる重要な「種」が隠されています。【今週の就活×ニュース】では、週に一度、そんな種となるようなニュースをお届けします。

SECTION 1/3

「D2A(Direct To Avatar)」って何?

最近よく耳にする「D2C」。Direct To Consumerの略で、小売店や広告代理店を通さず、商品を自社のECサイトなどを通じて直接消費者に届ける販売形態のことです。筆者はよく化粧品をメーカーの公式HPから購入して自宅に届けてもらっています。

さて、今回取り上げるのは「D2A」です。D2AとはDirect To Avatarの略で、ゲームなど仮想空間上のアバターに、アバターが着る服や靴といったアイテムなどを直接販売すること。Digital Shift Timesの「2022年のトレンドは、D2CからD2Aへ。アバター経済を巡る覇権争い」という記事によると、「AR(拡張現実)、VR(仮想現実)、MR(複合現実)、メタバースなどの技術が普及することで、デジタルの世界におけるアイデンティティも重視される時代がやって来」るといいます。また、今後そうしたD2Aの領域に、主要な小売企業がこぞって参入すると予測されています。

既にD2Aに注力している企業の一つがナイキです。ナイキは人気バトルロイヤルゲーム「Fortnite(フォートナイト)」でコラボイベントを開催するなど、ゲーム分野に力を入れています。2021年10月頃にはバーチャルグッズ販売を想定した商標を申請、12月にはバーチャルアパレル制作スタジオのRTFKT(アーティファクト)を買収しました。今後ナイキのように、リアルからバーチャルの世界に進出する企業も増えてくる可能性がありそうです。

新型コロナの感染拡大で、おしゃれをして外出する機会が減った昨今。外に出られない自分の代わりにアバターにおしゃれをさせて、仮想空間に遊びに行ったり、仕事に行ったり。そんな日が、もうすぐそこまで来ています。

SECTION 2/3

オンライン診療、アメリカで拡大中

新型コロナウイルスとの闘いで、昨今一層注目を集めている医療・ヘルスケア業界。高齢化による医療費の増大といった国家規模の課題がある反面、大きなビジネスチャンスも生まれてきている領域だと「医療はどう変わる?国の課題をビジネスで解決する視点」という記事でお伝えしました。

そんな医療業界でいま脚光を浴びているのがオンライン診療です。オンライン診療とは、医師と患者が対面せず、インターネットなどを用いて診療を行う医療行為。ビデオ通話などで診療を受けた後、処方箋や薬が自宅に郵送されます。

日本経済新聞によれば、アメリカではオンライン診療を手掛けるスタートアップへの投資額が2021年に過去最高に達しました。もちろんオンライン診療のトレンドは新型コロナの感染拡大を受けて加速しましたが、「受診を促し、コストや質を改善する可能性があるため、コロナ前から投資家の関心を集めていた」とのことです。

アメリカで急拡大するオンライン診療ですが、日本での浸透はまだまだと言えそうです。デロイト トーマツ グループが2021年5月におこなった調査によれば、オンライン診療を利用したことがある人の割合は6.8%と、前の年の1.9%から上昇したものの、なお低水準でした。

ただし同調査でオンライン診療を利用したことがある人の45%が「コロナに関係なく使いたい」、31%が「コロナの不安がある間だけ使いたい」と回答しています。今後、さらに技術力が向上し使い勝手も良くなれば、広く普及する可能性が高い領域と言えそうです。

SECTION 3/3

大手→スタートアップの転職7倍に

自分が成長できる環境を選ぶときは「大手企業かベンチャー企業か」という二項対立で考えるべきではないということを「ベンチャー?大手?価値ある仕事をするための舞台とは」という記事でお伝えしました。こうした大手とベンチャーの境目は、待遇面でも薄れつつあるかもしれません。

日本経済新聞の「大企業から新興へ転職者7倍 縮む年収差が追い風」という記事によると、エン・ジャパンが運営する転職サイト「AMBI」では大手からスタートアップへの転職者が3年前に比べて7倍に増えました。その要因の一つには、大手とスタートアップとの年収差が縮んだことがありそうだといいます。また帰属意識が強いとされていた40代の転職者数も増加しているとのこと。ここ数年で日本の転職市場は急速に変化してきているようです。

最近では、新卒時点から転職を意識したキャリア設計をしている方が多くいらっしゃいます。転職経験者ながら、就職時点では転職についてほとんど考えていなかった筆者は内心驚いていますが、こうして転職を重ねながらキャリアアップしていくことが今後は普通になっていくのでしょう。そんな中で皆さんにはぜひ「転職市場から逆算したファーストキャリアの選び方」という記事でお伝えしているように、自らの選択肢を増やす「ケイパビリティ」を獲得し、自分の人生の主導権を握り続けていっていただきたいと思います。

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