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INTERVIEW

成長の鍵は“身の丈を超えた挑戦”。「新卒からスタートアップ」の選択肢

「ビジネスパーソンとして早期に成長したい人は、『時間のズレ』に賭ける企業で身の丈を超えた挑戦をすべきだ」と語るのは、LayerXの福島良典CEOです。学生時代にニュースアプリを手がけるGunosyを起業し、2年半で上場。その後、2018年に創業したLayerXはSaaS/Fintech/AI・LLMの3領域で事業を展開し、飛躍的な成長を遂げています。本記事では、若いうちから事業責任を担いたい、将来は起業して社会に価値を届けたいという学生の皆さんへ、福島氏からのアドバイスをお届けします。


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話し手

福島 良典

福島 良典

株式会社LayerX
代表取締役CEO

SECTION 1/5

「就職偏差値」や「就職人気ランキング」に惑わされるな

⸺就活生が最も頭を悩ますのは「企業選び」です。福島さんは、ビジネスパーソンとして早期に成長したい学生はどのように企業を選ぶべきだと考えますか?

福島:現時点の評価に惑わされず、これから社会に価値を生み出す企業を自ら見つけにいくべきだと思います。

どの企業を受けるべきか考える際に「就職偏差値」や「就職人気ランキング」を参考にする方もいると思いますが、これらの作成のベースになっているのは、採用倍率や選考難易度、認知度、報酬の高さ、エントリー者数など、いずれも“顕在化している学生目線のファクト”です。一方で、20年ほど前はこうしたファクトに乏しく学生からあまり人気がなかった企業がその後、世界を席巻する企業になった事例はいくつもあります。

このように、既存の評価軸だけでは、近い将来社会を変える可能性を秘めた企業を見落としてしまう可能性があるんです。表面的な評価軸に惑わされず、これから社会に価値を生み出していく企業を自ら見つけにいくことが重要です。

SECTION 2/5

「時間のズレ」に賭けた企業に注目せよ

⸺「将来社会を変える企業」を見極めるのはとても難しそうです。どのような点に注目すれば良いのでしょうか。

福島:「時間のズレ」に賭けているか、に注目するべきだと思います。

ある時点までは「うまくいくわけがない」と言われていたことが、10〜30年後には「正しかった」と言われ社会を変革するということが、これまで何度も起きてきました。

例えば、もしあなたが25年前に戻れるなら、何をしますか? 私なら「インターネットの検索エンジンを創る」と答えます。なぜなら今から約25年前にGoogleが生まれ、その後Googleの検索エンジンが世界を変えることを知っているからです。しかし、25年前にその答えを出すことは難しかった。これこそが「時間のズレ」の正体です。

「時間のズレ」とは、今は世に受け入れられていない・注目を浴びていない戦略や事業が、数年後には社会になくてはならないものになること。このズレがある限り、「今」すごい企業ではなく、「10〜30年後」にすごくなる企業を見極めることが重要なんです。

そして、スタートアップ ※1 はそういう「時間のズレ」を見極め、未来をより良いものにするために、誰に何と言われようとも強い意志を持って挑戦し続ける象徴的な存在だと思います。日本にはスタートアップによって変えられる未来がたくさんあると思いますし、LayerXはそのうちの1社になりたいと思って挑戦しています。

※1 スタートアップ:一般的に、革新的なビジネスモデルの構築によって、起業から短期的に急激な成長を目指す企業と言われる。

SECTION 3/5

「身の丈を超えた挑戦」の機会を掴み取れ

⸺「時間のズレ」に賭けているスタートアップに、新卒で入社するメリットは何だと考えますか?

福島:一般的に、新卒では経験できないレベルの成長機会がたくさん転がっていることだと思います。

そもそも成長とは「意思決定を繰り返すことで、職務遂行能力と精神的な強さを得ること」だと考えています。つまり、成長するためには、意思決定の経験値が重要なんです。

そして多くの方は意思決定の"量"を重視していますが、私は意思決定の"質"も重視すべきだと考えます。例えば、結果が予想しやすい(=不確実性が低い)状況と、予想しにくい(=不確実性が高い)状況での意思決定では、求められる能力や覚悟に雲泥の差があるのは言うまでもないと思います。

経験すべきは後者ですが、それはどこにでも転がっているわけではありません。「タスク(作業)」ではなく「イシュー(課題)」に向かう過程で生じる、不確実性が高い状況での意思決定こそ、職務遂行能力や精神力が磨かれる成長機会なんです。

当然ながら、そのような意思決定は会社にとって重要な意思決定です。たいていの場合は経験の浅いメンバーではなく経験豊富なメンバーに任されるため、新卒メンバーは意思決定者というポジションの椅子が空くまで待っていなければなりません。

しかし、「時間のズレ」に賭けているスタートアップでは事情が違います。事業の急成長に比例して重要な意思決定の機会が増える一方で、組織の成長が追いつかないシーンが多々発生します。そうしたギャップにより手付かずの意思決定が生まれ、新卒メンバーは成長機会として手にすることができるんです。

事業成長と組織成長のギャップが大きい会社にはこうした「身の丈を超えた挑戦」ができる機会がごろごろ転がっているので、若いうちから成長したい人はそういう環境に身を置くことをお勧めします。椅子が空くのを待つのではなく、椅子が生まれ続ける環境に身を置くべきと言われる所以は、ここにあるのではないでしょうか。

SECTION 4/5

「スタートアップ=不安定」とは限らない

⸺成長に欠かせない意思決定の経験値を多く積みやすいスタートアップは新卒社員の成長にもってこいの環境だと言えると思います。しかし、「自分はスタートアップでやっていけるのか」と不安に思う人も多そうです。

福島:みんながスタートアップに行くべきだとは思っていません。向いているのは、早くから経営に関わりたい、あるいは事業責任者になりたいというような人だと思います。

前述の通り、スタートアップは未来を見据え、マーケットにおける「時間のズレ」に賭ける存在です。そこでは、周囲に理解されないもどかしさを抱え、ときに自分の非力さを痛感しながらそれでも前を向き、未来を信じて走りぬく強い意思が求められます。若く経験が浅いことは言い訳にできませんが、裏を返せば「若いことを言い訳にしたくない人」にはとても向いている環境です。

LayerXにも若いうちから経営や事業責任者を担うメンバーがいます。例えば、三井物産らとの合弁会社「三井物産デジタル・アセットマネジメント」でデジタル投資銀行部門の部長を務める田本英輔は、新卒入社早々、国内で前例の乏しかったデジタル証券化のスキーム構築をリードし、4年目に現在の職位に就きました。執行役員の中村龍矢は、学生時代から創業期のLayerXにジョインし、プライバシーテックやAI、ブロックチェーンに関する研究開発を推進しながら、事業責任者として事業を率いてきました。中村は、2023年にForbes JAPANによる「世界を変える30歳未満の日本人」に選出されています。

高いポテンシャルを秘めたメンバーが事業家や経営者に化けるためには、どういう環境で、どんな権限の与え方で、どんな経験をしてもらうのが良いのだろうかと考えることに、私も多くの時間を使っています。

⸺高いポテンシャルを秘めた人材にとって、LayerXのような抜擢を行うスタートアップは絶好の成長環境だと思います。ただ、スタートアップに対して「給料が低い」「恒常的な長時間労働がある」「倒産リスクが高い」といった不安定なイメージを持ち、飛び込むことを躊躇する人も少なくありません。

福島:スタートアップは玉石混淆ですが、一概に「スタートアップ=不安定」であるとは言い切れなくなってきています。

例えば給与面では、国内の有望なスタートアップ78社の平均年収は710万円と、上場企業の平均年収を大きく上回る水準だという日本経済新聞社の調査がありました ※2。LayerXもこの調査に含まれており、報酬水準は上場企業群と比べても劣らない水準です。

働き方についても、LayerXには「長時間より長期間」というカルチャーがあり、目的のない長時間労働で無理を恒常化させるのではなく、長期間じっくりコミットできる働き方を重視しています。他のスタートアップでも、働く時間や場所を自分でコントロールできる、フレキシブルな働き方を実現している企業が増えてきている印象です。

倒産リスクは、大企業と単純比較すればスタートアップの方が高いことは事実です。しかし、終身雇用の崩壊が叫ばれている今の時代、会社が倒産しなければ「安定」したキャリアを手に入れられるとは言い切れません。そんな現代で個人のキャリアを安定させるためには、会社や時代を超えて活かせる職務遂行能力や精神力を備えている=自らが成長していることが必要不可欠なんです。逆に言えば、たとえ入社した会社が倒産したとしても、そこで自分自身が十分に成長できていれば、転職市場でも引く手あまたな人材となれるでしょう。

※2 参照:日経電子版「スタートアップ、平均年収700万円超え 上場企業上回る NEXTユニコーン調査」(2023年12月13日公開)

SECTION 5/5

産業変革のカギは、若い世代の「感性」

⸺ここまでのお話から、福島さんが若手の成長に並々ならぬ想いを持っていることが伝わってきました。なぜそこまで若手の成長を重視しているのでしょうか?

福島:今の日本社会には「世代交代」が必要だと考えているからです。

世界的にデジタルトランスフォーメーション(DX)が進んだ中、日本はそこに遅れてしまった。「先進国の中でもIT活用率が低い」と言われ、お世辞にも明るい未来が待っているとは言い難い状況です。

しかしそれは、若い世代が変えられる未来でもあります。ソフトウェア技術を活用して経済活動のデジタル化を進めることで、利便性・効率性が高い社会に創り変え、明るい未来を実現する。その鍵を握るのは、若い世代の「感性」なんです。

⸺若い世代の「感性」が日本のデジタル化の行方を左右する、というのはどういう意味でしょうか?

福島:Z世代とも呼ばれる皆さんは、デジタルネイティブな感性を自然と持ち合わせています。というのも、幼少期からあらゆることがデジタル化された環境で生まれ育ち、優れたプロダクトに囲まれて育ってきたからです。

LayerXが対峙している日本のBtoB領域は、「マニュアルを読んでも操作を理解するのが難しい」というプロダクトや、そもそも紙とハンコで業務しているといったDXの課題が残っています。その理由は、BtoB領域のDX分野において、世代交代がほとんど起きていなかったからだと考えています。

一方で、DXが先行して進んだ海外では、デジタルネイティブな感性を取り入れたソフトウェアが産業に革命を起こしてきました。最近ではSlackやZoomが良い例です。若い世代の新しい感性を取り入れたソフトウェア企業が発展することで、より良い社会に移行していく。このようにして産業変革が起こることを、世界経済の歴史が証明しています。

⸺「感性」がそこまで重要だなんて、考えたことがありませんでした。

福島:この「感性」は、後から習得するのはなかなか難しいものです。だからこそ、「良いユーザー体験」が体に刻み込まれている皆さんの感性は、使いやすいサービスを創る上で何ものにも代え難い強みになると考えています。

逆に、経験やスキルは挑戦の過程で会得していけばいいんです。なので、若い方には既存の価値観をアップデートしていく変革の波に、もっと自信を持って飛び込んできてもらいたいんです。

LayerXは、ソフトウェア技術を活用したスタートアップとして、若い世代の新しい感性を取り入れながら、事業のみならず「新たなスタンダード」をたくさん創出していきます。事業や組織の成長に伴い、皆さんが変革の当事者・意思決定者となるような機会はどんどん増えていくので、惜しむことなく提供していきたいと考えています。

ですので、「新卒だから、じっくり育てます」ということは(良い意味で)しません。そんな環境に興味を持ち、自分や他者の成長可能性を信じ続け、挑戦し続ける人たちを一人でも多く仲間にしていきたいです。

※本記事は、FastGrowの記事「デジタル社会実現のカギは、若い世代の“感性”──LayerXが『身の丈を超えた挑戦』の機会を提供するワケ」(執筆:落合真彩、写真:藤田慎一郎)の内容をもとにしています。

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