GoodfindCollege

COLUMN

「映像×クラウド×AI」で飲食店の人手不足を解決?─就活注目企業ニュース

「今週の就活×ニュース」では毎週月曜日、学生のみなさんに知ってほしいニュースを厳選してお届けしています。今週はGoodfind注目企業のニュース2選です。就職面接への対策としてはもちろん、新たな企業を知り視野を広げるためにもご活用ください。

SECTION 1/2

セーフィー、省人化へ塚田農場で実証実験

新型コロナウイルス感染状況の先が読めないなか、多くの飲食店では人手不足が深刻化しています。日本経済新聞によると、求職者から「いつまた営業時間の短縮や自粛を求められるかわからない」といった不安の声があることや、バイトの入れ替え時期にあたる3~4月に大学生の生活がコロナ前に戻りきっておらず、後任が十分に確保できなかったことが一因となっているようです。

こうした状況のなか、セーフィー株式会社は7月28日、塚田農場を運営するエー・ピーホールディングスなどとともに飲食店の省人化に寄与すべくおこなった実証実験の結果を公表しました

セーフィーのクラウド録画サービス「Safie」のカメラを塚田農場店舗に設置することで、料理の提供フローにおける状況が可視化され、改善すべきポイントを具体的に把握できるようになりました。また、提供フローの状況を遠隔からリアルタイムに確認・指示出しができるようになったため、塚田農場のエリア責任者が現場状況を把握するために各店舗を訪問する必要がなくなったといいます。

また、セーフィーの解析プラットフォームに高精度・超高速のAI解析技術を採用したため、映像に料理が写ったタイミングだけを把握できるようになりました。これによって、録画映像を確認する作業時間が、1日あたり2時間から40分に軽減したとのことです。

セーフィーは「映像から未来をつくる」というビジョンを掲げ、映像、クラウド、そしてAI技術を駆使した映像プラットフォームを提供している会社です。唯一性の高いビジネスを通じて、社会を取り巻く課題を解決したいと思う方はぜひ注目してみてください。

セーフィーの採用説明会はこちら

【24卒向け】【業界トップシェア】映像×クラウド×AIで未来を変えていく

SECTION 2/2

タクシーアプリ「GO」運営企業のAIドラレコ、大手コンビニで活用

筆者は企業の本質を読み解く上で、「有名プロダクトに隠された成長事業を分析すること」が大変重要であると考えています。

タクシーアプリ「GO」の運営企業として知られるモビリティテクノロジーズ(以下MoT)のAIドラレコサービス、「DRIVE CHART」事業もその一つ。同社は1日、ファミリーマートとローソンの社有車数千台に対してDRIVE CHARTを供給すると発表しました

DRIVE CHARTは車間距離の不足や脇見運転といった事故リスクの高い行動をAIで検知・検出できるサービス。現在ではタクシーや営業車、トラックなど約4万台と契約しています。今後はアルコールチェッカーとのデータ連携機能実装を予定しており、安全運転管理におけるDXの推進を目指しているとのことです。

DRIVE CHARTで取得したドラレコデータの活用は、自動運転の実用化に不可欠な精密地図等の領域の商機にもなりえるそう。同社は7月、主軸事業であるタクシーアプリ「GO」の900万ダウンロード突破も発表したばかりですが、様々な事業から取得した膨大なデータを用いて、MaaSや自動運転などのあらゆる移動領域に事業を広げうる可能性がある会社と言えるでしょう。

学生の皆さんの間では「タクシーアプリの会社」という認識が強いであろう同社も、「DRIVE CHART」という事業を知ることで、ここまで認識が変わるのです。

「移動で人を幸せに。」をミッションにする同企業の今後の展開に注目です。

過去の「今週の就活×ニュース」記事はこちら

編集:

記事を共有する