INTERVIEW
「第3の眼」を日本、世界のインフラへ。成長の先には「想像超え」のキャリア

少子高齢化に伴いあらゆる業界が人手不足に陥り、様々な課題が表出しています。そのような日本の喫緊の課題に、映像×クラウド×AI技術で取り組んでいるのがセーフィーです。国内トップシェアを誇り、海外へ進出しているサービスの魅力について、執行役員 営業本部本部長 兼 CROの桜田忠弥氏に伺います。また、新卒3年目でベトナム現地法人の営業責任者を務める越川靖琉さんには、新たな市場を開拓する醍醐味と若手社員の成長環境について聞きました。
※本記事は2025年春発行『Goodfind Magazine #39』の特集企画「Goodfindが選んだ 日本を変える企業」に掲載予定です。
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SPONSORED BY セーフィー株式会社
話し手

桜田 忠弥
セーフィー株式会社
執行役員 営業本部本部長 兼 CRO

越川 靖琉
セーフィー株式会社
ベトナム現地法人(SAFIE VIETNAM CO., LTD.)営業責任者
SECTION 1/5
幅広い価値提供で、多様な業界のニーズに応える
⸺「映像から未来をつくる」というビジョンを掲げるセーフィーのサービスは、日本社会にどのような点で貢献していると思われますか?
桜田:皆さんもご存じの通り、日本では少子高齢化が進み、生産年齢人口(15〜64歳)の減少が大きな課題となっています。高度経済成長期の1995年をピークに減少し、2040年には、現在の8割の人口で社会を支える「8がけ社会」が到来するとも言われており、待ったなしの状況です。
セーフィーでは、人手不足を背景とした課題に直面しているあらゆる業界に対して、誰もが簡単に活用できる映像プラットフォームを提供することで、働く現場やビジネスを変革し、省人化という点で貢献しています。

⸺セーフィーの映像プラットフォームについて詳しく教えてください。
桜田:セーフィーは、カメラをはじめとした映像デバイスとインターネットをつなぎ、集まった映像をクラウド化することで、いつでもどこでも映像を確認できるサービスを提供しています。例えば、店舗の防犯や混雑率の可視化、倉庫の遠隔管理などに役立てられています。
また、過去の出来事を振り返るものとして活用されていた映像データは、コロナ禍を契機に「誰かの眼の代わり」としての活用方法が広がりました。行動が制限され現場に訪れることができない人が、現地の様子をリアルタイムで知り、遠隔で作業を行うために使われたのです。
導入業界についても、コロナ前は飲食・サービス業、小売業が多くを占めていましたが、時間外労働に上限が設けられた「2024年問題」も背景に、建設業や物流業へも導入が広がりました。人々の「第3の眼」となるこのサービスは拡大を続け、クラウド録画サービスとして国内シェアトップ ※ となっています。
※ テクノ・システム・リサーチ社調べ「ネットワークカメラのクラウド録画サービス市場調査(2023)」より、エンジン別カメラ登録台数ベースのシェア(54.1%)
SECTION 2/5
世界展開できる可能性を秘めた、映像プラットフォーム
⸺競合他社もあるかと思いますが、サービスが多くのユーザーに支持されている理由を教えてください。
桜田:主に3つあると思っています。1つは、拡張性の高さです。既存の業務システムやサービスと連携・統合することで業務効率化や新たなサービスを生み出すことも可能で、事業の成長や変化に対応しやすい設計となっています。
2つ目はセキュリティの高さです。映像データには各企業の機密情報も含まれているため、外部漏洩すると大きな損失となります。企業は大切な資産をセーフィーに預けていると言っても過言ではありません。セーフィーのシステムはセキュリティの高さが特長の一つで、金融機関や行政機関にも導入されています。
3つ目は、利活用のしやすさです。セーフィーでは、デザインセンターというデザインに特化した専門部署を設け、UI/UXにこだわり、ユーザー視点での設計を追求しています。誰でも簡単にカメラを設置できますし、映像はパソコンやスマートフォンでも容易にアクセスすることが可能です。

⸺セーフィー独自の強みがシェアトップの理由だとわかりました。今後さらにセーフィーの映像プラットフォームの活用が進むことで社会にどのようなインパクトをもたらすことが可能でしょうか?
桜田:最近はAIを活用する企業が増えていますが、AI分析に必要な一次情報の一つに映像があります。今後AIによる音声や映像解析を掛け合わせることで、省人化を目的とした活用方法に限らず、各企業主導で新たなサービスの創出につながるのではないかと、限りない可能性を感じています。
それは日本国内に留まらず、海外も同様です。製造や建設など、業務の本質は国境を越えても共通しており、業務プロセスは変わりません。 セーフィーのサービスは、言語障壁がないため、世界中で展開できる可能性を秘めています。実際に2024年1月、ベトナム現地法人「SAFIE VIETNAM CO., LTD.」を設立しました。
SECTION 3/5
海外大を経て日本を牽引する企業を探した理由
⸺新卒1期生の越川さんは、そのベトナム現地法人で営業責任者をされています。米国の大学を卒業後、セーフィーに進まれたのはどのような理由からですか?
越川:セーフィーが提供する映像プラットフォームは、日本を牽引する、本気で海外展開できるサービスであるという大きな可能性を感じたからです。
日本を牽引するような企業は、当然インフラ化しうるプロダクト事業を扱っていなければ、世界では戦えません。併せて、日本ならではの独自性が高い事業を探していたところ、ユニーク且つサービス自体も新しいセーフィーを見つけることができました。

⸺日本を牽引するような企業に就職したいという思いに至った経緯を教えてください。
越川:私は福井県の高校を卒業後、渡米しイリノイ大学でビジネスを専攻していました。日本を牽引するような企業に就職したいという思いに至った最初のきっかけは、大学の講義でした。ケーススタディとして、様々な世界的企業の事例をもとにビジネスを学んでいました。AmazonやMetaなどが出てきましたが、日本企業ではトヨタしか出てこなかったのです。
高度経済成長期、トヨタの生産方式をはじめ複数の日本企業が各国からモデルケースとされていましたが、それ以降、日本を牽引するような企業が出てきていないことに、焦りを感じました。私自身、大学入学前は日本の技術や企業が優れていると思っていたのですが、世界的にみると取り上げるほどではないということがわかり、シンプルに悔しかったんです。
⸺グローバルな環境に身を置いたからこそ、そのような視点を得たのですね。アメリカに本社を置くようなグローバル企業での就職は考えなかったのでしょうか。
越川:大学には世界各国から学生が集まっており、アメリカで働くことを目的に来ている学生も多かったのですが、自分はそれでいいのか、自分のような若者が日本を何とかしないとこのまま経済が停滞してしまうのではないかと考えました。
最終的には、世界を変えようとベンチャー、スタートアップへ就職する周りの友人達に刺激を受けたり、私自身もスタートアップでインターンに参加したりしながら、「これから世界に進出するような日本の成長企業で、裁量が大きな仕事をしたい」という軸が固まりました。
就活では、日本のベンチャー企業を探し、大学4年生の前期には複数企業から内定をいただきましたが、本気で海外を目指す企業だという確信は得られませんでした。

その後も粘り強く探し続ける中で、世界で戦える可能性を感じる事業を持つ、セーフィーに出会えたのです。面接であらためて感じた事業の面白さと、どのような話にも真剣に向き合ってくれた魅力的な社員の方の存在が入社の決め手となりました。入社前から海外で働きたいと話していましたが、こんなに早く機会が巡ってくるとは思いませんでした。
SECTION 4/5
新卒2年目から海外現地法人の営業責任者に
⸺新卒2年目からベトナム現地法人の営業責任者をされていますが、具体的にはどのような仕事をしているのでしょうか?
越川:ベトナムでセーフィーを広めるために現在4人で市場開拓を進めています。私は製品化から営業戦略、そしてセールスまで自ら意思決定して推進しています。
ベトナムで売る物はできるだけベトナムで作ろうという方針で、現地で部品を調達してプロダクトをローカライズすることから始まり、どのような業界にニーズがあり、どの代理店と組んで販売するのか、価格はいくらに設定するのかという一連のプロセスの全てを統括しています。ベトナムの人々にセーフィーを導入してもらうために0から1を生み出すような仕事です。
⸺売り上げに直結する意思決定の連続に、戸惑いはありませんでしたか?
越川:自分一人で意思決定して進めるのではなく、周囲に壁打ちやサポートをしてくれる上司や仲間がいるからこそ、前に進めているのだと感じます。セーフィーには、様々なバックグラウンドや経験がある中途社員の方が多いので、セールスの課題は営業経験者の方に、戦略などはコンサル出身の方に壁打ちの相手になってもらっています。自分の意見をぶつけていくことで考えが深まり、納得のいく意思決定ができる環境が自らの成長につながっていると思います。

桜田:今、越川さんがお話した通り、新しくチャレンジしようとする社員を周りがしっかりサポートするのもセーフィーの特徴の一つです。
その背景には個人ではなく、チームで大切にする価値観や行動規範を定めたセーフィーの7つのカルチャーがあります。例えば、「夢を語りまきこみやりきる」。理想に向けて具体的な実現手段を考え、周囲を巻き込みながら最後までやりきろうという行動指針であり、越川さんはまさに体現していますよね。

越川:ベトナムに来たばかりの時は売り上げの達成を月ベースでしか考えることができませんでしたが、この環境があるからこそ、2〜3年後から逆算したあるべき姿を考えて、長期的な視点で営業ができるようになりました。
⸺ベトナムでサービスを提供する上で日本と異なる点や共通する部分はありますか。
越川:ベトナムは日本と状況が異なり、人口は増加し、働く現場でも人が余っている状態なんです。よって、セーフィーが提供すべき付加価値も日本とは大きく異なります。日本では、遠隔作業など「誰かの眼の代わり」として活用されていますが、ベトナムでは、集まった映像からデータを処理して業務改善につなげるというような活用がされています。同じプロダクトでも異なる価値を提供できるセーフィーの魅力をあらためて感じました。
共通点で言えば、営業の極意は日本と同じです。新卒で入社した際、最初の上司がキーエンス出身だったのですが、「製品を売るのではなく、お客様が困ってることを聞いてこい」というポリシーのもと育ててもらい、まさにそれを活かすことができています。
ベトナムはGDPの約4分の1が製造業ですので、この1年様々な工場に足を運んでお困りごとを聞いて回り、ニーズを把握することができました。
SECTION 5/5
ビジネスもキャリアも、未踏の領域を切り拓くチャンスがここにある
⸺越川さんは入社後、一貫してセールスに携われていますが、セーフィーの営業職の魅力はどのような点にあると思いますか?
越川:一番の魅力は、あらゆる業界のDXを牽引できる点だと思います。
お客様のニーズを社内でいち早く把握し、その情報をもとに他部署にも展開することで、サービスの提供から改善、課題解決に導いています。導入前後のお客様の声を直接聞くことで、セーフィーがもたらすさまざまな業界への貢献を実感することもできます。
⸺社内には、海外でのビジネス経験がある方もいらっしゃると思いますが、当時、入社2年目の新卒社員をなぜ抜擢したのでしょうか?
桜田:新規事業や新たなポジションを新卒社員の方に任せるという会社の全体方針があるからです。越川さんの場合は入社後に国内でセールスとして実績を残したことに加え、入社前から海外勤務を志望していたため、適任だったと思います。この他にも、入社1〜2年目で新規事業開発やマネジメントを担っている人もいます。今後も、新卒社員の方が新しいことにチャレンジできる機会は増えていくでしょう。

⸺入社後は、営業としてキャリアをスタートする方が多いのでしょうか。
桜田:ビジネスコースの場合、お客様と接点のある業務にアサインされ、営業もしくはカスタマーサポートとしてキャリアをスタートします。キャリアパスは一人ひとり柔軟に設計できるので、入社後に営業として働く中で具体的に取り組みたいことが見つかり、異動した方もいます。自分次第でどんなキャリアも歩むことができます。
越川:セーフィーには、自分や相手、世の中の期待値を超える視点を意識して動くという「想像を超えろ」というカルチャーがあるのですが、キャリアもまさにその視点で切り拓くことができると思います。
私自身、目の前にあるハードルが高い仕事を必死にやっていたら、自分が入社前にやりたいと思っていたゼロから海外で挑戦できるようなポジションに早期に就くことができました。
⸺最後に、就活生の方へメッセージをお願いします。
桜田:セーフィーはまだまだプロダクトマーケットフィットしている状態とは思っておらず、伸びしろは皆さんの想像以上です。これから仲間となる新卒の方には、ぜひセーフィーが価値提供をできていない、課題を解決できていない業界をみつけてほしいです。
越川:セーフィーの映像プラットフォームは社内外の方々が未来を感じ、営業先でも「自社に限らず業界全体の仕組みを変えてもらうために一緒に考えてほしい」と言われるほどです。我々の映像プラットフォームは、AIをはじめ新たな技術と掛け合わせることで無限の可能性を秘めています。一緒に世界各国に広めていきましょう。

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