INTERVIEW
裁量×事業規模=圧倒的成長。業界の未来を背負う20代リーダーを輩出する環境とは
Goodfindが注目する企業で活躍する社員の、就活や現在の仕事を深掘りする「Goodfindが行く!OBOG訪問」。今回は、東京大学を卒業後、株式会社リクルートに入社し、事業やチームのリーダーとして活躍する伊津野咲さんと鹿熊亮太さんにインタビュー。就活軸や入社理由、若くして裁量権を持ち、事業やチームのリーダーとしてインパクトの大きな仕事を担うリクルートの成長環境についてお話を伺いました。
SPONSORED BY 株式会社リクルート
話し手
伊津野咲
住まい横断プロダクトマネジメント2グループ マネジャー
鹿熊亮太
飲食マーケティンググループ CRMチームリーダー
SECTION 1/6
求めたのは「20代で成長」「社会を変えられる」がかなう環境
⸺はじめに、ご自身の学生時代や就職活動について教えてください。
伊津野:学生団体AIESEC(アイセック)の活動に注力し、3年生では東大委員長、4年生では日本支部副代表を務めました。AIESECでは自分の長所や短所を率直にコメントしてくれる先輩に出会ったことがきっかけで、「フィードバックし合う場をつくり、気づきを与えられる人になりたい」という想いから活動にのめり込みました。
その活動が一段落した4年生になってから本格的に就活を始め、軸は「20代で成長してかっこいい社会人になれそうか」でした。学生時代の私は、組織の代表を務めながらも自信がなく、自分の意見を言う前に考えすぎて遠慮してしまうところがありました。そのような自分に自信が持てる状態を目指して、 自らの武器となるようなスキルをできるだけ多く獲得するため、若いうちから裁量の大きな会社を探していました。
鹿熊:私は中高から数学が好きな理系で、『宇宙創成』という本を読んで宇宙に興味を持ち、大学院まで天文学を専攻しました。研究とトライアスロンサークルが中心の学生生活でした。
就職に舵を切ったのは、自分にとって研究は楽しいものではありつつも、生涯の仕事というよりも趣味に近いものであり、博士に進む周囲の方ほど没頭できないと感じていたからです。
職種や事業内容までは考えず、「自分がワクワクして、誰かを笑顔にすることで社会を変えられるか」という軸で企業探しをスタート。これまでの人生を振り返ると人を笑顔にするために全力で頑張れたシーンが多かったので、そのための問題解決や社会を変えられる力を身につけたいと思いました。
⸺お二人とも「社会を変えられる力を若いうちから鍛える成長環境」を探したことが、共通しているんですね。
SECTION 2/6
「ここならワクワクしながら成長できる」とイメージできた理由
⸺その後、なぜリクルートを選んだのですか?
鹿熊: 自分とカルチャーが合っていて、「ここにいる人達となら、自分がワクワクしながら働けるだろう」と思ったからです。
官庁やシステム開発会社など複数社のOB訪問をしましたが、本選考はインターンに参加したリクルートだけを受けました。2ヶ月の事業企画インターンで、多くの社員にキャリアの相談をさせてもらえ、業務以外の面でも熱心にサポートしてくれるカルチャーを体感しました。
そして、ここでなら楽しみながら働けると思えたのは、ロマンをロジカルに語り合えて、想いや夢をビジネスで形にしようとする人が多いと感じたからです。インターンや本選考中に、私が「すべての人が笑顔になれる世界を支えるヒーローになる」という夢を語ったとき、表面的な共感ではなくリクルートの先輩方は実現方法を一緒に考えてくれた。そのことが印象に残っています。
伊津野:外資コンサルからも内定をいただいた中でリクルートを選んだ理由は、カルチャーと人です。
選考中にお会いした社員の皆さんが、若いうちから大きな裁量を任されていることはもちろん、事業の主体者として責任が重い立場を背負いつつも、情熱をもって楽しそうに取り組まれている方ばかりで、ここなら自分が思う「かっこいい社会人」として働けそうだと思いました。
さらに、インターンに参加した他の企業に対しては、利益最優先で企業活動をしているという印象を持った一方で、リクルートは「誰かを幸せにした先に売上・利益がある」という考えをとても大事にしていると感じました。また、社内では「あなたはどうしたいの?」と自分自身の意見を聞かれる文化があると噂には聞いていましたが、実際にお会いした方も相手の価値観・考え方を聞くことを大事にしている人ばかりでした。
このように当たり前に自分自身の意見を求められ、「個の尊重」を経営理念として大切にしているリクルートであれば、素の自分で全力を出せそうだと思えたことが入社の決め手となりました。
⸺成長したい人にとって、素の自分を出せて、全力を注げられそうな組織風土を選ぶことが大事なのですね。
SECTION 3/6
主語は事業。1年目から広い視野で思考するリーダーに
⸺入社後から現在まで担ってきたお仕事や役割について教えてください。
伊津野:プロダクトグロースコース(IT関連職)で入社すると、3ヶ月間は研修でプログラミングやUIUXデザイン、webマーケティングなどのITスキルを幅広く学びます。その後、私はプロダクトデザインの組織に配属され、『ゼクシィ』のUI・UXや機能開発ディレクションを担当。社内のエンジニアやデザイナーの方たちとプロダクトの改善方針の相談、改善の進行を一人でできるようになることを目指して様々な経験を積みました。
現在は旅行情報サービス『じゃらん』の姉妹プロダクトの責任者を務めています。入社3年目からプロダクトマネジャー(PdM)として、プロダクトの企画、戦略策定、開発、リリースに至る全過程を統括し、プロダクトをグロースさせ事業成功に導く役割を担ってきました。
鹿熊:私も伊津野さんと同じように研修でITやビジネスの基礎知識を学んだ後、飲食事業のマーケティング組織に配属されました。1年目から現在まで、CRMという顧客関係構築が主な役割の仕事で、飲食店の集客支援を中心に戦略の検討から施策実行、分析まで広く携わっています。
1年目には通信キャリアとホットペッパーグルメのコラボキャンペーンを担当し、社内外いろんなステークホルダーとの難しい調整を全うしました。2〜3年目にはリスティング広告の案件で、新しい施策と指標と検証をつくり、マーケティング室のアワードをいただきました。現在は飲食事業のマーケティンググループのCRMチームリーダーを務め、チームメンバーのマネジメント・育成も担っています。
⸺キャリアの転機や成長を実感したことはありましたか?
伊津野:『ゼクシィ』を担当していたのはコロナ禍で、ウェディング業界全体も大きく変化していた時期でした。しかしだからこそ私自身が、時代の流れやカスタマーの価値観、インサイトの変化を汲み取りながら、世の中で常に求められるサービスに進化させていく役割を担えていると実感しました。
また、業務を通じて人を巻き込んで大きな物事を動かすリーダーシップを身につけてきました。プロダクトをつくって成長させていく過程で、自分一人でできることはほぼありません。社内外の賛同を得て、関係者に動いてもらえなければ、どんなに素晴らしいアイデアも実現しない。誰にどんなタイミングで相談して、どのように伝えたら効果的か、数年かけてチューニングを続けたことはこれからも活かせるスキルの獲得につながったと思っています。
鹿熊:私の転機となったのは、1年目にコラボキャンペーンを担当をした際に、上司から仕事のスタンスについて指摘を受けたことです。それまでは「自分がどうするか」ばかり考えていましたが、「事業としてどうすべきか」と事業主語で捉え、より広い視野で施策を考えることの重要性に気づくことができ、いろんな人々を巻き込めた結果、新人賞もいただきました。
また、アワードを受賞した施策では、大学院までの研究で培ってきたことを活かすことができました。競合環境を踏まえて適切なリスティング広告とは何か、さらに統計の手法を使った指標づくりや検証をおこないました。私が担うCRMや広告をはじめマーケティングの仕事は、データを見ながら改善し続けることがとても大事になってくるので、数字を正しく読み解き新たな検証を回して成果を出すという、研究と近しい面白さを感じています。
SECTION 4/6
圧倒的な事業規模、業界の未来を担う意思決定
⸺1年目から成長を実感できたのですね。リクルートだから実現できることはありますか?
伊津野:動かせる事業の規模が大きく国内トップクラスなので、日本中の人の生活に変化をもたらすことができます。例えば『ゼクシィ』は全国の花嫁さんの大半に認知されていますし、『じゃらんnet』は2022年の推計閲覧者数が約3000万と国内で最も閲覧されている ※ 観光関連サイトです。
この規模感の事業に携わるので、自分の働きによって業界全体ひいては生活・人生の選択をより良く変えられるポジションであることは、私がリクルートでプロダクトづくりを続ける最大の理由です。 また、プロダクト責任者として自ら問いを立て、目指す姿を描き、そこに近づくための打ち手の検討・実行まで多くの方を巻き込みながら推進できるのもおもしろさのひとつ。事業会社として大小200以上のサービス・プロダクトを持っているからこそ、幅広い様々な経験ができると感じています。
鹿熊:リクルートのサービスに関わる人の多さは圧倒的ですよね。『ホットペッパーグルメ』も 飲食業界の未来に関わる立場であるため、日々の意思決定には覚悟を伴います。
私はマーケティング担当として、大規模な予算を使って広告やキャンペーンなどの施策を実行していますが、その予算は営業担当が数々の飲食店の皆様と結んだご縁の結晶です。関わる多くの人の期待を背負う重みを感じながら、本気で考え抜くから成長できるのだと思います。
数字やデータを活用して、より良い成果を出した時のやりがいはもちろんですが、それ以上にリクルートのプロダクトが人々の生活に根付いているからこそ、自分自身の仕事がその先の多くの人の生活に繋がっていると体感できるときが私自身にとっては気持ちが高まる瞬間です。
※ 2022年観光関連サイト閲覧者数ランキングより(公益社団法人日本観光振興協会、株式会社ヴァリューズの協同調査)
⸺圧倒的規模のプロダクトづくりやマーケティングを通じて、大きなやりがいを感じているんですね。組織や仕事の任され方の特徴はありますか?
伊津野: 組織間の役割分担が一部重複する部分もあり、染み出しもしやすく、他部署でのチャレンジや兼務する人が多いことが、特徴の一つです。私はUXや開発のディレクションを行うプロダクトデザインから、プロダクト全体を見るプロダクトマネジメントへの役割変更を希望し、PdMのキャリアを歩んでいます。異なる役割や事業をやってみたいと手を挙げれば、チャレンジさせてもらいやすい環境だと思います。
実は3年目の夏に「できることは全部やりきった」と感じて、スタートアップへの転職を検討したことがありました。上司に伝えたところ、私が最も尊敬するゼクシィ全体の責任者が、私のキャリア相談のために短期間で約10時間も壁打ちして下さいました。
そこで、自分にとっての社内外のPdMの機会を比較検討した結果、自分がやりたいことをできる環境はリクルートにあるとわかり、社内で新たな挑戦をする決心をしました。社内の方が大きな裁量と責任でより成長できると思ったのです。
鹿熊:伊津野さんのように 柔軟に仕事の幅や種類を変えることができるのは、リクルートが人材・結婚・旅行・まなび・住まい・飲食・SaaSなど幅広い領域で多くの事業を展開しており、新しいポジションやチャンスが次々と生まれているからではないでしょうか。
私も事業部や職種こそ変わらなかったものの、ふとしたきっかけで仕事の幅が広がったことがありました。1年目のメンターがデータサイエンティスト出身の方だったので、自主的に事業のデータの見方や分析について質問していたんです。その後Go To Eatの施策が急遽決定し、データの管理や分析が必要になった際に、「やってみたら」と任せてもらえたのです。
私が得意とするSQLやPythonといったプログラミングスキルを駆使して対応することで先輩や施策の役に立つことができ、それ以降、さらに仕事を任される機会が増えました。自分の熱意や興味関心を声に出し手を挙げれば、いくらでも仕事の幅を広げられる会社ですし、得意なことを伸ばす機会をもらったことで、仕事の成果につなげられています。
SECTION 5/6
楽しめそう、価値観が合いそうという直感も大切に
⸺理系学生や20代で成長したい就活生に、キャリアのアドバイスをいただけますか? お二人の今後の目標もお聞かせください。
鹿熊: 仕事は研究と同じで「どれだけ一生懸命取り組めるかが」一番大事だと思います。リクルートではみんなが仕事に熱中していて、だからこそ、事業も社員一人ひとりも成長できています。私は今後も人を笑顔にできるように、目の前の事業に向き合ってスキルや経験を積み上げていきたいです。
理系や研究の世界に浸かっている最中は「研究を世の中の仕事に活かせない」と思い悩みがちですが、実際に就職してみると、数学や統計・データ分析の素養や研究で培った仮説検証の思考を、当社では存分に活かすことができるとわかりました。
また、どんな立場でも自分の夢やプロジェクトに人を巻き込むには、データや数字での説明が求められます。なので、もし研究職以外の仕事にも少なからず興味があるのであれば、一度ビジネスの道も見てみるのもおすすめです。
伊津野:入社先は「直感的に自分が楽しめそう、全力で取り組めそう」という環境を選ぶことが大事だと思います。直感を磨くためには、活躍している社会人にたくさん会って傾向を捉えるのがポイントです。気になる企業があったら、その中の1人だけでなく5人、10人とたくさんの社員と話して「価値観が合うか」「一緒に働きたいか」と、自分の心の声に耳を澄ませてください。
私自身のキャリアについては、『じゃらん』に加えて新たに『SUUMO』でPdMの兼務を始めたところで、これまで誰もやっていない2領域での挑戦となります。さらにPdMとしての経験を積み、次のステップはスタートアップのCOO、CPOなど経営者の道を見据えています。業界にはこだわらず、あくまで事業戦略をつくって、世の中に大きなうねりをもたらしたいですね。働き方も変化する時代なので、その時々で暫定解を持ちながら、柔軟性を大切に生きていきたいと思います。
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後輩におすすめしたい本
伊津野:努力し続けたら実現できることを異次元で体現する孫正義さんの自伝。自分も頑張ろうと勇気づけられる一冊。
鹿熊:世の中を斜めに見てしまう時やうまくいかない時に読むと、自分の弱さを受け入れ、新しい一歩に繋がる一冊。
リクルートのエントリーはこちら
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