INTERVIEW
クライアント変革、社内制度改革も。新卒から経営の視座を学ぶ

Goodfindが注目する企業で活躍している社員の、就活や現在の仕事を深掘りする「Goodfindが行く!OBOG訪問」。今回は京都大学を卒業後、トヨタ自動車での経験を経て現在はレイスグループで経営企画を担う森田優作さんと、同社に新卒入社し経営者向けのコンサルティング営業を担う蓑茂塁さんにインタビュー。学生時代の経験やレイスグループへの入社理由、入社して感じるカルチャーや事業の強み・独自性などを伺いました。
【謝礼あり】読後アンケートご協力のお願い(計6問・所要時間1〜2分)
SPONSORED BY レイスグループ
話し手

森田 優作
レイスグループ 名古屋副支社長
業務支援課係長 兼 BPO2課責任者

蓑茂 塁
レイスグループ
経営顧問事業 コンサルティング営業職
SECTION 1/7
自由に挑戦し、「好き」を探索した学生生活
⸺大学生当時はどんな学生でしたか?
森田:ゴルフのキャディのアルバイトに没頭していました。就活に関しては、法学部に入学した当初は法曹を目指していたものの、次第に「好きなことを仕事にしたい」、「子供の頃から大好きだった車に関する仕事に就きたい」と考えるようになり、自動車メーカーを数社受けました。当時はリーマンショックの直後で新卒採用を実施していないメーカーもありましたが、幸いにもトヨタ自動車から内定をもらい、入社しました。

蓑茂:私は京大生らしく様々なことにチャレンジし、人との出会いを大切にした学生でした。2年生までは200名規模のテニスサークルの代表を務め、3年生からはヒッチハイクや海外旅行など新しい経験を追い求めました。
SECTION 2/7
本音を伝え、等身大で臨んだ就活。面接官から感じた裏表のない社風
⸺蓑茂さんの就活についても教えてください。
蓑茂:大学3年生の10月頃に、特に志望業界を決めずに始めました。当初は「就活をしながらやりたいことを見つけよう」と考えていたのですが、すぐに「半年で一生涯の仕事を決めることは難しいのでは」と気づきました。それ以降、「働く中で自分のやりたいことを見つけられる会社。やりたいことが見つかった時に、それを実現できる力をつけられる会社」に入社したいと考えるようになりました。
起業することも視野に入れていたので、「若手のうちから様々な業界の経営層と関わり、難度の高い課題解決に取り組み、成長できること」を具体的な企業選びの軸に定めました。その結果、自然とコンサルティングファームやM&A仲介会社といった業界に絞られていきました。

⸺どういった経緯でレイスグループに関心を持ち、入社を決めたのですか?
蓑茂:初めて参加した合同説明会で最初に話を聞いたのが、レイスグループでした。登壇社員の方がとても活き活きと話をしていて、引き込まれたのを覚えています。
その後、選考を受けていく中で3次選考が転機になりました。その面接では、率直な思いを伝えました。「様々な業界の最前線で活躍する経営者と会い、自分のやりたいことを見つけたい。また、やりたいことが見つかったら、御社での自分の責任を全うしたうえで、独立することも考えている」と。マイナスに捉えられかねないと思っていたのですが、面接官からは前向きな反応が返ってきました。
面接官は「当社では、力をつけて独立した人もいれば、社内で新規事業を立ち上げた人もいる。私自身、時間や場所に縛られない悠々自適な働き方がしたいと思い、今その実現に向けて準備をしている」と話してくれました。この言葉から、社員一人ひとりが様々な形で「やりたいこと」の実現を目指せる会社なのだと分かり、自分の背中を押されたような気持ちになりました。当社の内定を得た後に他の企業も見ましたが、人や社風に最もワクワクしたのがレイスグループだったので、入社を決めました。
SECTION 3/7
「得意」を磨くため、日本を代表する企業から転職
⸺森田さんのキャリアの歩みについて伺います。トヨタ自動車では、どのような経験をされましたか?
森田:調査部にて日本の自動車市場の市場予測を2年、ユーザー調査を2年ほど担当しました。数字を見て統計的に分析する素養はここで培われたと感じています。
その後は事業企画部に異動し、経営企画に近い業務を4〜5年経験しました。異動した当初に上司から「事業企画は、野球に例えるなら三遊間のボールを全部拾う仕事だから」と言われたので、何でもやる姿勢で手を広げて挑みました。1年後に「部署の今年のMVPは森田だった」と称賛していただけて、本当に嬉しかったことを覚えています。

私はミクロな視点で細かな事象を精緻に扱うよりも、マクロな視点で全体を俯瞰する方が得意なため、適性の高い仕事に配置してもらったと感謝しています。
⸺得意な仕事をして活躍されていた中、なぜレイスグループに転職されたのですか?
森田:車が好きでトヨタ自動車に入社しましたが、業務をとおして様々な経験をするうちに、得意な分野をさらに伸ばしたいと思ったからです。私が伸ばしたいと思ったのは「経営者の近くで会社全体のことを考える力」です。自動車メーカーよりも変化の早い会社で、かつ経営者のそばで働いた方が、早期にその力が鍛えられると思い、転職を決めました。
レイスグループは、初回の面談から内定まで2週間とスピード感があったことと、代表や経営陣が腹を割って話してくれる裏表のなさに好感を抱いたことから、入社を決めました。
SECTION 4/7
慣習にとらわれず、企業成長の源泉である「社員」を伸ばす制度やカルチャー
⸺お二人とも経営に関心を持ち、裏表のない社風に惹かれて入社したのですね。森田さんは、入社後どのようなお仕事をされていますか?
森田:業務支援課で代表直下のプロジェクトを複数担当しています。具体的には、レイスグループ全体の研修設計や各種制度の設計・導入などです。それに加え、チームメンバーのマネジメントも担っています。部署や役割的に、規模の大小を問わず、頭の中で同時に100案件くらいを考える必要があります。複数のサイトプロジェクトを同時並行で推進する力が求められ、鍛えられる環境だと感じます。
当社はモノを作って売っている会社ではありません。経営者を支援する経営ソリューション事業を多角的に展開しており、ヒトが最大のリソースです。社員の能力を伸ばし、高い目標を達成しなければ、事業が成長しません。そのため、どうすれば社員一人ひとりが高い成果を出しながら、気持ちよく働くことができるかを、経営陣と共に日々考えています。

⸺前職との違いや、レイスグループの独自性はどこに感じますか?
森田:1番の違いはスピードの速さですね。これはどちらが良い悪いではなく、産業特性やビジネスモデル、新規事業投資のやり方や規模などの違いによるものだと思います。
当社の独自性は、創業28年で26事業を展開する点に現れていると言えるでしょう。当社には「企業の経営課題を解決し、経営革新を促す」という1本の軸があります。その上で過去の成功に固執せず、世の中の変化に機敏に対応し、革新的な事業を創出し続ける姿勢を貫いています。
その結果、現在は経営顧問、DX支援、M&A支援など多角的な事業を展開するに至っています。こうした多角的なソリューションを持つことが、食品、アパレル、建設、IT、商社と業界問わず支援できる強みにもつながっていると考えています。
⸺蓑茂さんは新卒で入社されて、どこに会社の魅力を感じていますか?
蓑茂:コンサルティング営業職は経営者に直接提案をするので、信頼を獲得できるよう、経営層の“常識”を知ることが、新卒1年目から求められます。当社は、そうした経営や経済にまつわる知識や問題解決力、論理的思考力、提案力などについて、研修で学ぶだけではなく身をもって体得できる環境だと感じています。

また、当社は経営理念の「合理」を徹底しており、それがカルチャーとして浸透しています。感情や慣習にとらわれず、常に論理に基づいた最適な判断を下しているのです。そのため、納得度の高い制度や意思決定が実現され、社員は本質的な思考力と、課題解決に直結するプロセスを身につけられます。
森田:これまで様々な制度や仕組みの設計・変更を頻繁に実施していますが、前例の踏襲はしたことがありません。常に「何のためにやるのか」を問い、筋道立てて答えを出すので、「なんとなく」で物事を進めることはありません。そこがこの会社の面白い点だと思います。
SECTION 5/7
経営者の懐刀として、企業の歴史に残る変革に貢献する
⸺蓑茂さんの携わる「経営顧問事業」は、どのような事業ですか?
蓑茂:上場企業の役員・部長経験者を中心とした4万名以上の参画顧問の知見と人脈によって、企業の経営課題を解決しています。当社はこの事業を国内で初めて立ち上げ、これまでに7,000社以上の企業を支援してきました。国内でのシェアはトップ ※ のサービスです。
※ 2023年9月期_指定領域における市場調査。調査機関:日本マーケティングリサーチ機構

この事業の難しい点は、新規性が高いことからサービスの認知度が低い点です。自社の課題解決のために、経営顧問を招聘しようと自ら思いついたり、顧問のノウハウの有効的な活用方法を初めから理解した上で、積極的に探している企業はほとんどありません。
一方で、ニーズが顕在化していないだけで、助けを必要としている企業は日本中に眠っています。この手つかずで広大な市場を、自らの働きかけで開拓できることはこの事業の大きな強みです。経営顧問事業が、レイスグループの中核事業としてグループの成長を大きく牽引していることがその証左でしょう。
顧問の必要性を経営者に理解していただき、支援したプロジェクトが成功すれば、顧客企業の社史を変えるような変革に貢献できるのも魅力です。入社1年目から年間100名以上の経営者とお話し、信頼を構築する難度は高いですが、商談のたびに学びがあり、自己成長ができていると感じます。

⸺蓑茂さんは採用や新人教育にも関わっているそうですね。担当するに至ったきっかけはありますか?
蓑茂:「経営者になるために力をつけたい」と考える中で、当社の代表と話した際に「組織を運営する上で一番大事なのは人を集めること」と言われたのがきっかけです。
実際に取り組む中で、学生へのプレゼンを通して自社の新たな魅力に気づいたり、学生が入社を決意してくれたときの喜びが達成感に繋がったりと、採用や教育に関わることが仕事への新たな原動力になっています。
SECTION 6/7
個の成長を全員でサポート。1年目から経営幹部候補を目指す道も
⸺ご自身の今後の目標やキャリアの展望を教えてください。
森田:私はスペシャリストというよりはジェネラリストタイプなので、管理部門のどの部署でもマネージャーを担えるよう、幅広く経験を積みたいと思います。
その先は、実は大学から続けているゴルフに関わる夢があって、50歳でゴルフショップを経営したいんです。社内での立場的に、私は当社の経営層と関わる機会が多いので、その環境を活かして、夢の実現に向けて経営の知見を深めたいと思っています。

蓑茂:今後も新人教育には積極的に取り組み、いずれは支店長など、より大きな組織のマネジメントにも挑戦したいと考えています。
一方で、元々は将来やりたいことが見つかり、その実現のために「起業」が必要であれば退職するつもりでしたが、その考え方が変化してきました。レイスグループは多様な働き方を叶えられる会社です。たとえば、成果を維持しつつ勤務時間を短くして、営業職を続けながら、自ら立ち上げた事業の経営にもリソースを割く、という自分らしい働き方ができたら面白いなと考えています。
⸺レイスグループでは、どのような人が活躍できますか?
森田:周囲から吸収して成長できる人が活躍していますね。周りの人から直接フィードバックを受け、熱意ある仲間と切磋琢磨しながら学べる環境なので、すべてを吸収して自分の糧にできる人が合うと思います。
蓑茂:森田さんの言う「吸収できる」に加えて、私は「チームで一つの目標に向かうプロセスそのものを楽しめる人」が活躍できると感じます。そうした個人がチームに集まることで、森田さんの言う『切磋琢磨』が自然と加速し、互いを高め合っています。
事実、社内にはまるで文化祭準備のときのように、同じ目標に向けてチームで結束する雰囲気があります。だからこそ、私もこの仕事により熱中できています。

⸺チームで切磋琢磨することが、個人の成長に繋がっているのですね。新卒入社した場合、営業職の他にはどのような選択肢があるのでしょうか?
森田:26以上の事業を展開していることもあり、多様なキャリアパスが広がっています。例えば、経営幹部候補を目指すルートでは、1年目から代表直下で各グループ会社の中核に入り、事業企画、営業企画などを担うことができます。
また、私たちは、社員一人ひとりの自己選択を大切にしています。そのため、配属後も本人の希望や適性に応じて、部署異動や職種変更をすることが可能です。 例えば、営業職として新卒入社した社員が、本人の希望によってバックオフィス部門に異動してきた例がありますが、活躍しています。
⸺就活生に向けて、アドバイスやメッセージをお願いします。
蓑茂:学生の間に、一見自分に向いてないと思うことに挑戦してみてください。苦手を克服する過程で価値観が広がったり、意外な気づきや出会いがあったりすると思います。
森田:仕事に「好き・嫌い」と「得意・不得意」という軸があるとして、天職である「好きで得意な仕事」を探すのは容易ではありません。
そこで、次に探すべきは「好きではないが得意な仕事」だと思います。得意だと成果が出て周りからも認められるので、徐々に好きになる。「やりたいこと」だけではなく、自分の得意・不得意を分析した上で仕事を選べると、活躍する道が見えやすくなると思います。

SECTION 7/7
後輩におすすめしたい一冊
森田:自分の将来を考えるタイミングにぜひ読んでほしい、自己分析の大切さがわかる一冊。

蓑茂:落ち込んだ時に勇気づけられる一冊。自分の軸を考えるヒントが見つかることも。

【27卒】レイスグループのエントリーはこちら
【謝礼あり】読後アンケートご協力のお願い(計6問・所要時間1〜2分)
編集: