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INTERVIEW

自分に向いた矢印を、外へ外へと広げていく。20代執行役員が掴んできた成長

Goodfindが注目する企業で活躍する社員の、就活や現在の仕事を深掘りする「Goodfindが行く!OBOG訪問」。今回はプロジェクトホールディングスグループの中核事業を担うプロジェクトカンパニーで、執行役員を務める日野雅奈氏にインタビュー。26歳という若さで最年少執行役員に就任した日野氏に、最速で成長するための仕事への向き合い方を伺います。


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話し手

日野 雅奈

日野 雅奈

株式会社プロジェクトカンパニー
DXコンサル事業部 執行役員

SECTION 1/4

実力勝負できる環境を求め、メガベンチャーから転職

⸺日野さんが新卒入社先として人材系のメガベンチャーを選んだ理由について教えてください。

日野:1社目にメガベンチャーを選んだ背景には、父親とサッカーの影響がありました。大きな組織で苦労してきた父親から「自分と似ているお前には、年功序列の組織は向いていない」と言われ、確かにそうだろうと納得したのです。というのも、小学校から大学まで続けてきたサッカーでは、実力があれば1年生でも試合に出ることができ、その環境が自分のモチベーションにもつながっていたからでした。

そこで就活でも実力主義の企業を中心に見ていました。外資系銀行なども考えましたが、自ら事業をつくり稼げる力を身につけたいという思いがあったため、幹部候補枠で内定をいただいた事業会社への入社を決めました。

⸺そこからプロジェクトカンパニー(現プロジェクトホールディングス)へ転職されたのはなぜだったのでしょうか?

日野:理由としては2つあり、1つは会社の規模感です。その会社にも抜擢や個人の成長を重んじるカルチャーはあったものの、マネージャー層になるには想定よりも時間がかかりました。より若いうちからマネジメントや会社経営に関わる仕事を任せられるような、小規模な会社でチャレンジしたいという想いが強くなっていったのです。

もう1つの理由は、業界と職種が自分に合わないと感じたことです。私が担っていた人材紹介事業自体は意義深い仕事でしたが、紹介して入社される方を介してではなく、自分自身が直接お客様に価値貢献したいと考えるようになりました。

自身の実力で勝負できるのはコンサルタントだろうと、大小様々なファームを見た中で、プロジェクトカンパニーは会社としても個人としても成長しようというカルチャーが最も強かったことから転職を決めました。

SECTION 2/4

ベテランとは、自分の外へ矢印を向けられる人のこと

⸺日野さんは26歳という若さで執行役員になられています。どのような経緯で、抜擢の要因は何でしたか?

日野:入社後最初の半年は大企業向け案件にチームメンバーとして携わっていました。そこで一生懸命仕事に打ち込む中で、クライアントからも評価され、実質そのチームのリーダーを担うようになりました。その後は複数の案件に関わり、入社後半年でマネージャーに、2年で部長に昇格し、2年3ヶ月で執行役員を任されました。

社長の土井からは、求められたレベルに到達する速さが理由だと言われました。抜擢時点ではまだその実力がなかったとしても、執行役員に任命されれば、その役割を全うするために急速に成長できるだろうと期待されたようです。

⸺ポテンシャルがある若手に期待して、挑戦機会を用意するカルチャーがあるのですね。どうしたら日野さんのようにスピーディーに成長できるでしょうか?

日野:後述する「お薦めしたい本」の内容にもつながりますが、私は目の前の仕事を一生懸命やらない先に、キャリアの最高到達点はないと考えています。ミーティングの一回一回に至るまでPDCAを回しながら、目の前のすべての仕事に全力で向き合い、かつ楽しんでいるのが、成長速度を上げられている要因ではないでしょうか。

⸺ご自身がこれまでで最も成長したと感じることについて教えてください。

日野:私はこの会社で「ベテラン」になれたことが、一番の成長だったと感じます。ベテランとは、ただ経験年数が長い人のことではありません。自分のためではなく、他者のために何ができるのかを考えられる人のことです。

私は入社後、良い上司と仕事をさせてもらえてラッキーだったと思っています。しかしラッキーもあれば、アンラッキーもあります。だからこそ、「部下が上司を選ぶことはできないのだから、少なくとも部下にとって良い上司であろう」と、自分の部下や社員のことを考えるようになりました。

もう一つのターニングポイントは、当社と同規模の会社の取締役との出会いでした。その方は自社の利益やお客様への価値貢献だけでなく、会社を通じて社会をどう良く変えていけるかを考えられていて、話す中で自分の視座も一気に引き上げられるのを感じました。

入社当初は「自分が成長したい」という想いが強く、自分のみに向いていた矢印が、働くうちに、部下、会社全体、そして社会にまで、外へ外へと広がっていったのです。

矢印を他者へと向けられる「ベテラン」になる近道は、マネジメント経験を積むことです。当社は平均年齢が27歳と低く、組織構造上早くからマネージャーを担いやすくなっています。加えて、コンサルタントという職種上、クライアントの経営層に伴走する中で、そのマネジメントに対する姿勢を学べる機会も多いため、ベテランへの階段を上りやすい環境だと思います。

SECTION 3/4

チャレンジし続けた者のみが、トップを走り続けられる

⸺プロジェクトカンパニーのコンサルティングには、どのような特徴がありますか?

日野:大きく2点あり、1点目は業界やテーマで部門を区切らないワンプール制をとっており、社員は様々な案件を担えることです。私自身、金融、メディア、メーカー、ホテルといった業界の、戦略策定、業務改善、システム導入などに関わってきました。多様な経験をすることで、案件同士の共通項や相違点を発見して次の案件に活かし、コンサルタントとして成長し続けることができています。

2点目は、クライアントの現場の奥深くまで入り込んで支援するスタイルです。クライアントからは「良い意味でコンサルティングファームっぽくない」と言われますが、それは当社がクライアントを「依頼人」ではなく「同じ方向に共に走る仲間」だと認識しているからでしょう。プロジェクトの成功のために、必要なことは何でもやる。それが当社が掲げる「プロジェクト型人材」なのです。

⸺最後に、就活生へのメッセージをお願いします。

日野:良い大学に行き、世間から良いと言われる企業に入ることは、ゴールではありません。就活はあくまでスタートであり、その後のキャリアでチャレンジを続けない限り、チャレンジした人にどんどん追い抜かれていきます。ビジネスパーソンとしてトップを走って行きたいという方は、楽で無難な方に流されず、ぜひ高いチャレンジをし続けていただきたいです。

当社は、仕事に熱意を持つ方の挑戦を後押しし、若手に最大限の機会を用意する文化があります。成長し、同世代のトップを走り抜けたいと思う方のご応募をお待ちしています。

SECTION 4/4

後輩におすすめしたい本

どんな小さな仕事でも、最高のパフォーマンスを出すために妥協しないことが成功への近道だとわかる一冊

アンドリュー・カーネギー『カーネギー自伝』(中央公論新社)

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