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INTERVIEW

P&Gの働き方を徹底解剖。なぜ20代女性社員がキャリア成長を実感するのか?

将来、家庭とキャリアを両立するためにも、若いうちに成長してリーダーになれる力をつけたいと考える学生が特に女性に多く、「育休から復帰してリーダーポジションで活躍したい」「成長のためには転勤も必要そうだけど、プライベートと両立できるか不安」といった声をよく聞きます。今回は「20代女性社員がキャリア成長を実感する企業1位」 のP&Gジャパンのリーダー2人に、若手の成長環境やワークライフバランスを中心に伺いました。
※ OpenWorkが集計し、2024年5月に発表したランキング


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SPONSORED BY P&Gジャパン合同会社

話し手

栗本 実希

栗本 実希

P&Gジャパン合同会社
IT(情報戦略)部門 パンパース・ウィスパー日本韓国事業部付 ITディレクター

道岡 絵理

道岡 絵理

P&Gジャパン合同会社
生産統括本部(PS部門) カスタマーサプライチェーン シニアマネージャー

SECTION 1/4

キャリア成長とワークライフバランスは両方目指せる

⸺はじめに、お二人の就活時の軸やP&Gへの入社理由を教えてください。

栗本:大学院まで理系で生物学を専攻し、研究中心の生活でした。就職活動では研究職を中心に受け、様々な業界や文系理系問わない職種、ITのように専攻とは異なる専門職まで幅広く見ました。

最終的には、学生時代の専門を活かせる他社の研究職とP&Gの内定をもらって悩みましたが、アカデミックな論文を書いて自身の研究テーマを突き詰めるよりも、新たな領域で専門性を身につけながらビジネス上の課題を解決していくことに携わりたいと考え、P&GのITに決めました。

道岡:私も理系で、6年制の薬学部だったので授業や研究に勤しむ学生でした。先輩の進路は製薬企業や薬剤師が多かったのですが、5年生の春にイベントで他業界の内定者と話したのをきっかけに幅広く見るようになりました。

実は当初P&Gが外資であることも知らず、インターン中におこなった工場長へのプレゼンでは英語で上手く話せず悔しい思いをしました。ただその後の先輩社員との面談のなかで、「最初は英語ができなかった人も、今ではとても活躍している」というエピソードを伺ったんです。安心したとともに、たとえ今の時点でうまくできないことがあっても、その場だけで人を評価せず長期的に育成する風土やオープンな雰囲気を肌で感じたことが入社の決め手です。

⸺栗本さんは三人のお子さんを育てながらリーダーを歴任され、道岡さんもご家庭を持ちながら活躍されています。就活時から育児やライフイベントとの両立を見据えていたのでしょうか?

栗本:残業が多くてプライベートがないような働き方は嫌だなと思っていましたが、就職活動時には、育児との両立までは考えていませんでした。もちろんP&Gに入社したら転勤の可能性があるので、住み慣れた東京を離れたり、遠距離恋愛になったりすることは想像していました。転勤のない内定先を選ぶこともできましたが、それよりもP&Gを選んだのは、自分のやりたい仕事でキャリア成長ができると思ったからです。

結果論になりますが、企業選びの際に「自己成長か、育児と両立か」という二択ではなく、その両方を実現できるように、フレキシブルな働き方ができる環境を選択して良かった と感じています。

道岡:私は当時から漠然と「ワークライフバランスが取れたらいいな」と考えていました。インターンを通じて、P&Gではどのようなスケジュールで働いているかをイメージすることができ、懸念はありませんでした。お子さんを育てながら働いている方と選考中にお話する機会もあったので、社内にロールモデルとなる先輩がいるという安心感はありましたね。

SECTION 2/4

外資だけどドライじゃない。部門を越えて助け合い、若手の成長を支援するカルチャー

⸺P&Gは「20代女性社員がキャリア成長を実感する企業1位」に輝いています。栗本さんが若手の頃に成長を実感したエピソードはありますか?

栗本:入社1年目から成長を求められるアサインメントでした。最初は、道岡さんが所属するプロダクトサプライ(以下、PS)部門向けのITプロジェクトで、プロジェクトマネージャーとしてリーダーシップを執りました。入社翌月には2週間中国に出張し、その後もシンガポール、タイ、ベトナムと海外拠点をまわって、他部門を巻き込みながら推進しました。

グローバル規模のプロジェクトだったため、責任が重大で、非常にプレッシャーも感じました。入社直後にこれほど裁量と責任のある仕事を任せられることに驚きましたが、すべてを一人で担うのではなく、様々なサポートがありました。例えば上司とは別に先輩が「バディ」に任命されて、日常業務から緊急対応まで何でもすぐに相談できる仕組みがあり、心理的安全性を保つことができたので、やり遂げることができました。

⸺若手の成長を後押しする手厚いサポートがあるのは心強いですね。道岡さんはPS部門でどのようなキャリアを歩んでこられましたか?

道岡:入社後約2年間はBRAUN(ブラウン)など小型家電製品の供給計画を担い、需要が急激に上がっても欠品が起きないようにすることがミッションでした。その後は需要予測や新製品計画の担当を経て、4年目にはあるKPI(重要業績評価指標)に対して全責任を持ち、部下もつきました。

PSの中でも工場では1年目から部下を持つ人や、5年目で100人規模のチームを率いる人もいます。生産管理のスキルだけでなく、ピープルマネジメントも早くから学ぶ機会がありますし、マネージャーになる人向けのトレーニングもあります。

⸺PSの仕事において、どんな時に成長を実感しましたか?

道岡:4年目に他部門と協働して売上向上プランを策定し、執行役員を説得した経験です。当時はジレットの担当でしたが、コロナ禍のマスク生活の影響で髭剃り市場全体の売上が落ち込んでいました。この状況を打開するため、セールスやマーケティング、ファイナンスといった他部門と一緒にプランを考えましたが、実行にあたって執行役員の合意を得る必要がありました。

最初はプレゼンがうまくいかなかったのですが、他部門の方がアドバイスをくれて、力を合わせて改善を重ねた経験がキャリアの糧となっています。この事例に限らず、いつも困ったり悩んだりしている時には、上司だけでなく他部署の人も親身になって助けてくれるおかげで、協働するのが楽しく、異なる視点での考え方を学ぶ機会も多いです。

外資と聞くとドライで個人主義のイメージがあるかもしれませんが、P&Gでは国籍やポジションに関わらず皆さん温かく協力的で、部門や拠点を横断して助け合うカルチャーが根付いているのです。

⸺助け合うカルチャーなのは安心ですね。ただ、英語力に不安を抱く学生もいますが、グローバルなコミュニケーションはどのように習得しましたか?

道岡:内定後から英語のトレーニングがあります。私は挨拶しかできないような状態でしたが、業務を通じて慣れていきました。テクニカルな話をする際には図示した資料を作ったり、会議中に聞き取れなかった箇所はチャットで送ってもらったりと、様々に工夫しながら英語力を補足しました。

栗本:私は1年目から海外出張が多く、英語でのやり取りについていくのに必死でしたが、ある時から「日本語だったとしてもうまくまとめられるだろうか? 英語力ではなく、リーダーシップスキルの問題だ」と気づき、リーダーとしての視座やマインドがぐっと一段引き上げられました。

SECTION 3/4

管理職とライフイベントを両立できる理由

⸺若手の成長が後押しされる環境だとわかりましたが、部下を持つマネージャーになるとハードワークなのではないか、と気になる学生もいます。栗本さんは子育てをしながら、どのようにリーダーとしてキャリアを築いてきたのですか?

栗本:現在8歳・5歳・1歳の子どもがいて、入社6年目に1人目の産休育休を取得しました。当時は今ほどお子さんがいる管理職の女性は多くなかったものの、皆さん育休から復帰されていたので、私も1人目の時から仕事復帰はできる前提で考えていました。

ただ実際に復帰してみると、仕事に加えて家事・育児のタスクが増え、また急な子どもの体調不良で保育園に預けられないなど、世の中の多くのワーキングペアレンツと同じく第1の壁に直面しました。しかしP&Gでは通常の有給休暇とは別で、子どもの看護のための休暇など制度のサポートがあります。

また、休暇を消化せずとも事情を話せば、少し早めに仕事を終えることに対して上司やチームメンバーが寛容で、「Take care(お大事にね)」「この仕事は明日にずらしてOK」などと快く受け入れてくれる文化があるので、何度も助けられました。

あと両立のために実践しているのは、自分がストレスをため込まないように、ストレスになることを減らして自分を大事にすること。そのために仕事や子育て双方のスイッチのオン・オフを切り替えています。仕事のパフォーマンスを上げるためにも、自分のウェルビーイングは欠かせません。

もともと育児とキャリアを綿密に計画していたわけではありませんが、結果的に2人目の出産後に管理職に昇進し、その後3人目の産休育休を取得し、復帰した現在もリーダーを続けられていて、子育てをしながらキャリアの階段も登ることができました。

⸺成長環境やリーダー職=ハードワークとは限らず、働きやすさと活躍は共存しうるのですね。

道岡:私のまわりでも多くの男性社員が数か月~1年の育休を取得しており、両立したい男性にとっても働きやすい環境のように感じています。性別や職位に関わらず、ライフイベントの変化を支援する「ケア」が浸透しているため、ワークライフバランスを取りやすいと思います。

栗本:コロナ禍以前から在宅勤務制度が運用されていますし、子どもがいる・いないに関わらず、私が新入社員の頃から働き方はフレキシブルでしたね。ちなみに私の部下は、ジムなどプライベートの予定をチームの共有カレンダーに表示しているので、彼にとって大事な時間を守ろうと、会議や連絡を重ねないようにしています。

このように社員の成長・活躍を後押しする文化や制度の背景には、経営戦略の一環としてP&Gが掲げる「平等な機会とインクルーシブな世界の実現(イクオリティ&インクルージョン=E&I)」があります。

ライフイベントを経るなかでも、海外を含む転勤・昇進等の機会が男女ともに同等に用意されることによって、個人の成長が促され続けています。 結果的に男女問わず同等に活躍していて、女性も当たり前に管理職や経営に参画するなど、職場におけるジェンダーギャップが少ないと感じている社員が多く、働きがいやキャリア成長も実感しやすいのだと思います。

SECTION 4/4

多くの社員と対話し、オープンな社風と働きやすさを体感しよう

⸺女性が長く活躍できるイメージを持ちましたが、転勤が気になっている学生もいます。転勤とライフイベントをどのように両立しているのでしょうか?

道岡::私は社内結婚した配偶者と同じ勤務地で働くことが叶っています。実は結婚する1カ月前に転勤を伴う異動の打診がありましたが、今のポジションに留まることを希望しました。結婚を控えていたというのもありますが、打診を機に改めて上司とキャリアに関して話し合うなかで、私の目指すキャリアを考えると、他のポジションを検討してもいいかも、という話になったんです。

もちろんビジネスニーズが第一なので、必ず希望が通るわけではありませんが、ライフイベント・プライベートを含めてどういったキャリアを描きたいかは常に上司と共有していますし、それを実現するためには何が必要か、一緒に考えていくことができます。

また、結婚の直前に転勤の打診というと驚かれる方もいるかもしれないのですが、P&Gではキャリアや成長に貢献しそうだなということは、ライフイベントがどうあれ本人に聞いてみる、というカルチャーがあります。人によって考え方も重視していることも違うことを前提にコミュニケーションするのも、P&Gらしさだと思います。

栗本:転勤を含め長期的なキャリアをどう描いていくかという点については、キャリアデザインのフレームとワークシートを使って、年2回上司と対話します。プライベートも含めてこのシートを埋めていくだけで自分の幸せが何か、仕事で何が足りないかにも気がつくようになっており、一人ひとりの意思が尊重されることで、ライフステージに合わせて活躍できるのだと感じています。

⸺キャリア成長もワークライフバランスも、どちらも大事にしたい学生にアドバイスをお願いします。

道岡:冒頭にお話した通り、私はP&Gが外資と知らずに偏見なく飛び込んでみたところ、すごく自分に合っていたので、皆さんも先入観を持たずにまずは応募してみてほしいです。

栗本:私も様々な企業のインターンに参加しましたが、P&Gでは学生が社員として扱われ、多くの先輩社員と話す機会があったので、仕事内容や働き方を全てさらけ出してもらった感覚でした。インターンを通じてP&Gの人やカルチャーが合うかどうかがわかると思います。実は私自身、インターン前は気後れしていたのですが、参加して、この環境なら働けそうという自信につながりましたし、実際に働いてみてもあのときの直感は正しかったと感じています。

私も管理職となった今、これから入社される皆さんが10年後、私くらいのライフステージでより働きやすい環境をつくるために頑張りますので、ぜひIT部門で一緒に働きましょう。

道岡:インターンや選考はIT、PS、セールス、マーケティング、経営管理など部門別に実施しています。私も以前PSの採用担当をしていましたが、その部門の社員と実際に話して、キャリアで成長できる環境と、オープンでプライベートを大切にする社風を体感してください。

⸺1年目から成長したいし、ワークライフバランスも取りたい。貪欲に両取りしたい人は男女問わず必見ですね。

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https://www.pgcareers.com/jp/ja/recent-grads

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