INTERVIEW

市場価値を上げたいからこそ、業界特化の企業を選ぶ。その理由とは?

成長企業で活躍する社員から、キャリアについて学ぶインタビュー企画第4弾。今回インタビューしたのは、医療業界に特化したマーケティングのコンサルティングを行うエム・シー・アイ(以下、MCI)の若手社員のお二人です。
業界特化型の企業に就職すると、他の業界では通用しない人材になってしまうのでは?特に医療業界は専門性が高く、そのリスクがさらに高まるのでは?そんな率直な疑問をお二人にぶつけてみたら、学生が見落としがちな、企業選択の勘所が見えてきました。

SPONSORED BY 株式会社エム・シー・アイ

話し手

T.F

T.F

株式会社エム・シー・アイ
マーケティングリサーチ部門 コンサルタント

Y.N

Y.N

株式会社エム・シー・アイ
デジタルマーケティング部門 コンサルタント

SECTION 1/5

身につくスキルの明確さと幅を理由に入社を決めた、非・医学専攻の僕

T.F 氏

株式会社エム・シー・アイ

マーケティングリサーチ部門 コンサルタント

経済学部卒。大学時代、データ分析や市場についての興味を深め、マーケティングリサーチ業界を中心に就職活動を実施。その中でも成長環境を重視し、新卒でMCIに入社。

Y.N 氏

株式会社エム・シー・アイ

デジタルマーケティング部門 コンサルタント

医療業界に興味を持ち、医学系の大学院に進学。卒業後、医療現場や製薬業界の状況を知り、より広い視野で業界に貢献できる仕事を探すなかでMCIに入社。

──業界特化と聞くと、多くの学生が「他の業界への転身が難しいのでは」という懸念を持つと思います。MCIに入社される際、T.Fさんにはそうした不安はなかったのでしょうか?

T.F:私も最初はそう思っていたのですが、様々な企業を見るなかで、むしろ業界特化型のコンパクトな組織のほうが自身の価値を高められると思い至ったんです。

業界特化でない大手の企業も併願していたのですが、そこでは社員の役割が細分化されており、企業全体では幅広い事業を手掛けていても、個人としてできることは限られていました。加えて配属リスクがあり、身につくスキルが事前に予測できないことも大きな懸念点でしたね。

一方のMCIは組織がコンパクトであるため、配属先は入社前から明確でしたし、一人がプロジェクトの最初から最後まで一気通貫で関わるスタイルを取っており、スキルや知識を網羅的に得ることができる。また、業界特化型だからこそ明確な競合優位性を保つことができ、80名(当時)という小規模組織でありながら国内外トップの製薬企業ほぼ全てと取引実績があるのも大きな魅力でした。

そうした点から、他の業界でも十分に通用する力を身につけられると確信し、入社を決めましたね。※1

エム・シー・アイ マーケティングリサーチ部門コンサルタント T.F氏

──ニッチな分野でトップを取るのは、ビジネスにおいて重要な戦略ですよね。とはいえ、医療業界では専門知識が必要になるイメージがありますが、学生時代に専攻していなかったなかで不安はありませんでしたか?

T.F:そもそもMCIが関わるプロジェクトの目的はマーケティングの課題解決であるため、医療や薬の知識以上にマーケティングやデータ分析の知識を身につけることが重要なんです。そのため、僕のような非・医学専攻の学生でも心配する必要はありません。

もちろん薬の勉強はするのですが、研修で学んだ情報の検索方法やまとめ方を活かし、実際のプロジェクトでも、自分で知識をインプットしながら対応ができています。

──確かに、あくまでMCIの社員の方々は「マーケティングのプロフェッショナル」だと考えると、そのスキルは業界が違えど変わらず活かすことができそうです。

※1 MCIの成長環境についてより詳しく知りたい方は、関連記事を参照ください。

SECTION 2/5

業界のデジタル化に大きな伸びしろを感じ、入社を決めた私

──Y.Nさんは第二新卒としてMCIに入社されたそうですね。同じ医療系の会社から、なぜMCIに転職しようと思ったのでしょうか?

Y.N:新卒では治験の会社に就職したのですが、働くなかで、他業界と比べた医療業界のアナログさに強い課題意識を持つようになったんです。医療業界のデジタル化は今後確実に大きな需要があると感じましたし、そこに私も貢献したいと思い、転職を決めました。

ただ、そうした課題に取り組める企業を探したものの、サービス領域や入社後にできる仕事に限りのある企業が多くて。そんな折に、MCIの事業責任者から話を聞く機会があり、ここでならば顧客に深く入り込んで本質的な課題解決ができると確信し、入社しました。

エム・シー・アイ デジタルマーケティング部門コンサルタント Y.N氏

──そもそもデジタル化は、なぜ重要なのでしょうか?また、MCIはどのような形でそこに貢献しているんですか?

Y.N:デジタル化が進めば業務が効率化され、その分、より本質的な価値提供にリソースを割けるようになるからです。これは医療業界に限らず言えることですが、特に医療業界ではデジタル化が遅れているため、推進した際のインパクトが大きいと言えます。

皆さんは驚くかもしれませんが、つい最近まで医師が薬に関する情報収集をする手段は、オンラインよりも対面が主流でした。医師は製薬企業のMR(医薬情報担当者)から、直接情報を仕入れていたんです。しかしそうした情報伝達がオンラインで効率的に行えたら、製薬企業はその分の費用を新薬の開発など別の分野に回すことができます。

MCIでは、製薬企業のデジタルマーケティングのコンサルティングを行うことで、医師が求める情報を迅速かつ適切にオンラインで届ける支援をしています。

医療の情報は命に関わる重要なものだからこそ、安易なデジタル化が難しいという側面もあります。しかし近年のIT技術の発展により、安全性や信頼性が担保された形でのデジタル化が可能になってきました。今後、医療業界におけるデジタルマーケティングは間違いなく成長する分野だと思います。

SECTION 3/5

社会貢献性と市場価値の高さを両立できる、医療×マーケティングリサーチ

──ここからは具体的な仕事内容について伺っていきたいと思います。そもそもマーケティングリサーチとはどのような仕事なのか、学生にもわかるように教えていただけますか?

T.F:就職活動に例えて説明しますね。
例えば皆さんがA社に興味を持ったとします。その際皆さんはA社の実態を探るべく、A社と関わりのある身近な先輩へのヒアリングや、社員の口コミのチェックなど様々な行動を取ると思いますが、そうした情報収集をプロとして行うのがマーケティングリサーチの仕事です。

例えば、A社のインターン参加者や入退社した社員を見つけ、それらの人々にインタビューやアンケートを行い、レポートを作成する。さらにはA社の営業を受けたことがある消費者を対象にした印象調査も行いましょう、とプラスアルファの提案まで行い、レポートする。このように、皆さんがA社に入るべきか否かの示唆をあらゆる調査から導き出すのが我々の役目なのです。

MCIはこうしたサービスを主に製薬企業に対して提供します。具体的には、薬の販売戦略や新薬の開発のための調査などを行っています。

──そうしたマーケティングリサーチがもたらす価値とはどのようなものでしょうか?

T.F:マーケティングリサーチをすることで、薬をより適切に迅速に必要な人の元に届けることができます。薬に限らず世の中の商品全てに言えることですが、情報の打ち出し方によって売れ方や生活者への届き方は全く違うんです。

例えばある製薬企業が、薬の名前と効果を周知することを目的に据え、薬剤名と効果をメインにした販売戦略を立てたとします。その成果があまり出ない場合に、MCIは「なぜ売れないのか」「どうしたら売れるのか」の仮説を立てて調査を行い、販売戦略の見直しをサポートしていきます。

そして調査の末、医師からの薬剤名の認知度はほぼ100%だった一方で、「効果の強さ」の点では他社製品の方が優れているために選ばれづらかった、ということが分かったとします。

しかし実はその薬の優位性は「効果の強さ」以上に「副作用の少なさ」にあったとしたらどうでしょう。薬剤名の露出を増やすより、販売の打ち出しを変えていく必要がありそうだ、という示唆が得られますよね。

このようにMCIは、薬の流通において実はとても重要な役割を果たしているんです。

──MCIが取り組む領域は、調査項目が専門的であり、医療関係者など特殊な調査対象を集めなくてはならないことから、他のマーケティングリサーチ会社が参入できない独自のポジションを築いていますよね。
入社してからは具体的にどんなお仕事をされているのでしょう?

T.F:現在はプロジェクトリーダーのアシスタントとして、各プロジェクトの実務を担当しています。

マーケティングリサーチには定量調査(アンケート調査)と定性調査(インタビュー調査)の2種類のプロジェクトがありますが、定量調査では調査票の作成から報告書を作ってプレゼンするところまでを一気通貫で担当しています。一方、定性調査はこれから経験を積んでいく段階であるため、事前の手配や、インタビュー当日の運営などを行っています。

──消費者動向が複雑化している現代において、マーケティングリサーチはサービスや商品を世に出す際に必須になっています。マーケティングリサーチの専門性は、事業会社、コンサルティングファーム、広告会社など場所を問わず役立ちますし、更には個人として仕事を受けることもできる。まさに市場価値の高いスキルですよね。

T.F:そうですね。加えてMCIは小規模組織であるため、未経験の業務にもどんどん携わらせてもらえ、自分の業務範囲が着実に拡大している実感があります。一気通貫で関わる分、プロジェクトが重なると大変なときもありますが、それゆえにスピード感を持ってスキルを身につけられていると感じますね。

SECTION 4/5

他業界とは段違いの緻密さを必要とする、医療×デジタルマーケティング

──Y.Nさんは入社してからはどのような仕事を担当されているんですか?

Y.N:私は製薬企業のデジタルマーケティングのコンサルティングを行っています。具体的な業務は、広告の提案や、製薬企業向けチャットボット「SENSE」※2の導入・運用支援です。SENSEにはサービスの立ち上げ段階から関わっています。

──製薬領域のデジタルマーケティングは、医療の高度化に伴って情報の複雑さが増していることや、マス向け広告とは異なり、必要としている人にピンポイントで情報を届ける必要があることなどから、非常に難易度が高い印象があります。

Y.N:仰るとおり、他の業界では求められないレベルの緻密さが必要になります。ただ、それゆえにどこでも通用する高いレベルのスキルが身につけられると感じますね。もちろんそのためには努力も必要で、豊富な知識と高い分析力を養うために日々最新情報をキャッチアップするよう努めています。※3

──広告に限らず、チャットボットなどのソリューションも提供しているんですね。チャットボットサービスの立ち上げに携わることになったのは、どのような経緯だったのですか?

Y.N:自ら手を挙げました。MCIには役職に囚われない文化があり、プロジェクトチームの構成も役職ではなく、個々人の「チャレンジしたい」という意思をもとに決まることが多いんです。自分がやりたいと言えばやらせてもらえるのは、とても有り難い環境だと感じますね。

もちろん新たな挑戦には困難も伴います。SENSEのリリース当初は、導入事例の少なさから契約数を伸ばすのに苦労しました。それでも自分なりにPDCAを回し、サービスの利用率が向上していった際はとても嬉しかったです。正解がない中で自分なりの答えを導き出すのは難しいことですが、その分成功した時の喜びも大きいので、これからも積極的に手を挙げて新しいチャレンジをしていきたいと思っています。

──医療業界と聞くと少し硬いイメージもありますが、MCIはフラットなカルチャーなのですね。

Y.N:はい、上司や役員とも気軽にコミュニケーションが取れる環境だと思います。もちろん最低限のマナーは必要ですが、業務とプライベートは切り分けるカルチャーがあり、変に気を回す必要はありません。自分に対するフィードバックもストレートに貰え、しっかり見てもらえているという感覚もあります。

業務のキャッチアップも、座学や研修でみっちり学ぶというより、OJTに近い形式で行います。実際に顧客との打ち合わせに同席し、その中でわからなかったことを都度確認する、ということを繰り返しながら学んでいますね。

※2 チャットボット「SENSE」とは:チャットボットとは、Webサイト上で自動のチャット接客を行うツール。「SENSE」では、従来のチャットボット機能に加え、製薬業界向けの機能が複数搭載されている。

※3 MCIのデジタルマーケティングについてより詳しく知りたい方は、Goodfind Magazineの記事を参照ください。

SECTION 5/5

トレードオフを意識した本質的な企業選びをしよう

「就活の軸は、幅広い業界と関わりが持てることと、確固たる専門性を身につけられることです」。そんな軸で企業探しをしている学生に、よく出会います。

一生に一度の新卒の企業選び、求めるものが多くなってしまうのは仕方ありません。しかし認識すべきなのは、人が仕事に使える時間は一定である以上、他の企業とは段違いで様々なスキルが手に入る夢のような企業は決して存在しないということです。全てはトレードオフであり、例えば幅を取ろうとすれば深さは一定失われるし、深さを取ればある程度の幅は切り捨てるしかありません。そうやって、「何を得たいか」だけではなく、「それを得るために、何を捨てなくてはならないのか」までを考えられている人は、非常に少ないと思います。

今回MCIのお二人にお話を聞いて見えてきたのは、まさに「横(業界)の広さを捨てて縦(職能)の深さを取ることでこそ確固たる武器を身につけられる」ということ、そして「同時に両取りはできなくとも、まず深い知見を身につけることで、それを武器に後から改めて横の広さも取りにいくことができる」ということでした。

MCIで身につくマーケティングの知見は、他のどの業界でも役立てられるものです。むしろ医療という、法規制が多く、情報の専門性も高く、更にはピンポイントで情報を届ける必要がある――そんな難易度の高い題材を扱ってきたことは、他の業界で大きな強みにさえなることでしょう。

皆さんも軸を考える際には、「あれも、これも」ではなく、「自分は何を選び、そのためにまずは何を捨てるのか」と考えることができると、より地に足のついた、本質的な企業選びができるはずです。
これを機にぜひ一度、考えてみて下さい。

編集:

注目企業