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INTERVIEW

非連続的な成長の源泉、LTSのカルチャーとベンチャースピリット

Goodfindが注目する企業で活躍する社員の、就活や現在の仕事を深掘りする「Goodfindが行く!OBOG訪問」。今回は、東京大学を卒業後、コンサルタント職でエル・ティー・エスに入社し、直近はマネージャーとして活躍する辻 勇輝さんにインタビュー。入社理由や同社のカルチャー、コンサルティングの特徴、事業と組織が急成長している背景などについてお話を伺いました。


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話し手

辻 勇輝

辻 勇輝

株式会社エル・ティー・エス
マネージャー

SECTION 1/6

社員と対話を重ね、フィット感を大事にした就職活動

⸺はじめに、学生時代やLTSに入社するまでの経緯について教えてください。

辻:経済学部に在籍し、主に経済学を学んでいました。就職活動が始まると、周りにはとにかく難易度が高いと言われる企業に片っ端から挑戦するような学生も多くいました。ただ、その選択が本当に自分の意志によるものなのか疑問に感じていたため、何となくレールに沿った選択をするのではなく、「どの会社に行くにしても、自分の意志で選んだと自信を持って言える環境を選びたい」と考えていました。

そんな時にLTSと出会い、当時の全従業員数の5分の1にあたる約20名の社員に会って対話を重ね、社風や自分とのフィット感を確認して入社を決めました。当時は今ほど「DX」や「デジタル」といった言葉が一般的ではなく、事業内容やビジネス的な可能性よりも、「自分が納得して選んだ道である」と言い切れるかどうかを大事にして決断したという経緯です。

SECTION 2/6

資本や人財の確保により、ミッション・ビジョン達成に向けた確かな前進を実感

⸺2017年の上場以降、一段と成長を加速させている印象ですが、実際にどのような変化を感じられていますか?

辻:上場は全社的にも、現場レベルでも大きな変化があったと感じています。信用や資金的な側面はもちろんですが、人財獲得の面でも我々の強みや大切にしている価値観が広く認知され、新卒中途問わずこれまで以上に優秀な仲間が増えています。

特に中途採用では、その世界のトップランナーの方にジョインいただく機会も増え、そのメンバーを起点に新しい世界が切り開かれています。提供できるサービスの範囲も広がり、新規の案件獲得や、売上向上などプロジェクトをリードする立場としては足元での変化も感じています。

採用以外でも、ベトナム最大手のIT企業とされるFPTソフトウェア社の日本法人であるFPTジャパンホールディングス株式会社、OT(Operational Technology)の領域でグローバルにも展開する横河電機株式会社の100%子会社である横河デジタル株式会社との 資本業務提携や、M&Aにより加わった新しい仲間たちの力で、ここ数年で着実に成長を遂げています。

また、当社はミッションに「可能性を解き放つ〜人の可能性を信じ、自由で活き活きとした人間社会を実現する〜」、ビジョンに「世界を拡げるプロフェッショナルカンパニー」と掲げており、人財、サービスの広がりだけでなく、ステークホルダーを巻き込んだミッション・ビジョン達成に向けて確実に前進している感触があります。

SECTION 3/6

規模が拡大しても変わらない、LTSのカルチャー

⸺辻さんが入社した当時から約5倍の規模になっていますが、組織の雰囲気は変わりましたか?

辻:組織の規模が拡大しても、プロジェクトのデリバリー、自己研鑽、メンバーの成長やキャリアに向き合い、組織の成果に責任を持つ姿勢が求められるというのは変わりません。それに加え、 論理だけでなく感性も大切するスタイルや、自分たちのサービス領域や型にはめるのではなく、お客様の課題やプロジェクト状況に合わせて柔軟なソリューションを模索するマインドもLTSらしい不変のカルチャーだと言えます。

また、今も昔も想いを持って自ら動く人が多く、新しいビジネスやプロジェクト、テーマの立ち上げにおいても、情熱を持ったリーダーのもとにメンバーが集まり、草の根的に広がっていくベンチャースピリットは健在です。攻めの部分と整っている部分がバランスよく共存しているのが、現在のLTSの強みだと捉えています。

一方で、次の3つの変化も感じています。

1つがお客様とのつながりです。LTSでは従来お客様との長期的な関係構築を大切にご支援を継続してきましたが、大手企業だけでなく中堅中小企業、官公庁や地方自治体のご支援実績も増えてきました。次にサービス基盤です。創業からノウハウを蓄積してきたBPM・チェンジマネジメントの領域を強みに、戦略から実行まで一連の変革活動に伴走できる体制が構築され、サービス領域が強化されました。最後に組織制度です。会社の成長とともに各種制度/仕組みが整備され、社員の自己実現や中長期のキャリアを考慮したアサイン管理や、男性社員も長期の育児休暇取得を実現することができています。

SECTION 4/6

戦略からデータ分析、地方創生まで。広がる案件バリエーション

⸺入社1、2年目の若手メンバーはどのようにアサインされるのでしょうか?

辻:部門配属や案件アサインは、組織や案件の状況を考慮しながら、本人のキャリアの志向性をもとにおこなっています。新卒1年目の場合、数か月の全体研修を通して部門やプロジェクトの概要を学び、実践的なワークも経験した上で、研修担当との面談を経て部門配属が決まります。以降は上司との定期的な1on1の中でキャリアイメージや適性を確認する中で、プロジェクトへのアサインを決めていきます。

長期的な視点で活躍できるコンサルタントへと成長するためには、若手のうちに幅広い経験を積み、周辺知識やスキルを身につけていくことが大切だと考えています。そのため、育成の観点から、特に新卒メンバーには色々な経験を積んでもらうようにしています。

⸺プロジェクトはITやシステム関連が中心なのでしょうか?

辻:戦略チームが組成されたことで戦略系の案件も増えていますし、事業戦略に紐づくIT構想のプロジェクトや、IT導入を前提としない業務変革のプロジェクトもあります。 また、データ分析の専門チームを中心にデータ分析・AI活用のプロジェクト、地方創生や官民連携といったSocial & Publicの領域なども進んでおり、支援内容は多岐にわたります。

【LTSのプロジェクト事例】

①データ分析・AI活用系の案件、取り組み

生成AI活用サービス:「Copilot for Microsoft 365による変革支援」を開始

②Social & Publicの案件、取り組み

広島県との取り組み事例:RING HIROSHIMA|ひろしまサンドボックス
※LTSが企画構想から支援

静岡県との取り組み事例:SHIP - SHIZUOKA INNOVATION PLATFORM
※LTSが運営を受託

SECTION 5/6

非連続的な成長を牽引できる、チャレンジングな環境

⸺これから入ってくるメンバーは、どのような面白みを感じられる環境ですか?

辻:非連続的に成長しているタイミングで、会社や組織が変化していくことは間違いありません。

最近、M&Aによってエンジニアリング部門が強化され、今まで数十人から百人ほどだったグループに、百人単位のエンジニアが新たに加わり、エンジニアリングのケイパビリティが高まりました。LTSのコアバリューを維持しながら新しい仲間たちとのシナジーを高め、お客様への価値提供のレベルを上げていくことに、現場のマネージャーやシニアマネージャーの力量が試されていると実感しています。

様々なバックグラウンドを持った人たちが集まってきている中で、お客様と困難に立ち向かい新たなチャレンジをしたい人や、積極的にチーム作りに携わりたいと考えている人にとっては、非常に良い環境だと思います。

就職活動を通じ、様々な意見や情報に触れることと思いますが、自分の人生の主人公は自分だけ。最終的に「自分の意志で決断する」ことが大事です。自らの可能性をも解き放ちたい、という想いを持ったみなさんと一緒に働くのを楽しみにしています。

SECTION 6/6

後輩におすすめしたい本

真価が試されるのは、苦しく、出口が見えず、そして報われない局面。心を燃やす一冊です。

『しんがり 山一證券最後の12人』清武英利著(講談社)

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