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INTERVIEW

「潰れない大企業」志望だった僕が気づいた、真の安定と社会価値を生む仕事哲学

ここ数年、コロナの影響で世の中がガラリと変わりました。この変化に伴い、「何が起こるかわからないこの先、どのようにキャリアを切り拓いていくべきなのか?」と疑問や不安を抱く学生も多いのではないでしょうか。今回は、前回の不況であるリーマンショックを目の当たりにし、「潰れない大企業にしがみついてやる」とまで考えていたにも関わらず、メガベンチャーに就職し、入社2年で事業部長を務めるまでになった若手の就活の変遷と仕事観を聞いていきます。

SPONSORED BY レバレジーズ株式会社

話し手

泉澤

泉澤

レバレジーズ株式会社
ITリクルーティング事業部 部長

SECTION 1/4

新卒5年目。事業責任者として3サービスを統括し、150名を束ねる

──最初に、現在担われている役割と仕事について教えてください。

泉澤:現在はIT領域で3つのサービスの事業責任者を務めています。事業統括として、戦略立案や約150名の営業やマーケターといったメンバーのマネジメントを行っています。

──数十年勤めてやっと課長や部長になれるという会社も多い中、たった5年で3つの事業の責任者をなさっているんですね。

泉澤:レバレジーズならではのスピード感ですよね。今のポジションは、シンプルに目の前の顧客に向き合うことで成果を出し続けた結果、得られたものだと思っています。

入社後、まず1年目で事業部内トップの成績を出し、2年目には自身が顧客と対峙している中で見つけた課題をもとに新たな事業を立ち上げました。当社史上最速の黒字化を果たした後、さらに派生したサービスを1つ立ち上げ、現在は自身が立ち上げた2つの事業を含む3つの事業の統括を担っています。

そう話すと最初からスゴイ人だったように思えるかもしれませんが、実は私は入社してすぐに成果を出せたタイプではありません。入社した当初の立ち上がりは、同期の中でもかなり下の方でした。それでも、2年目に新規事業の責任者となり、5年目には事業部長まで上り詰めることができたのは、大きな価値観の変化や努力の継続があったからだと考えています。

──今日はそんな泉澤さんの就活から現在に至るまでの変遷から、学生の皆さんが自ら道を拓くためのヒントを探っていきたいと思います。

SECTION 2/4

リーマンショックを目の当たりにし超大手志望になった私が、レバレジーズを選んだ理由

──どのような就活をされていたのか教えてください。

泉澤:就活初期には「自分は絶対に潰れない大企業に入って、将来生まれてくる子どもを守りたい」と考えていました。コロナによる経済危機を目の当たりにしている今の時代の就活生にも、同じようなことを考えている人はいるのではないでしょうか。

私の場合、中学生のときに家庭がリーマンショックの煽りで大打撃を受けました。大手企業に務めていた父親がリーマンショックの数日前に独立したのですが、深刻な不況の時期柄事業は失敗。少しずつゲームを買ってもらえなくなったり、家のご飯が貧しくなったりしていきました。当時は思春期だったこともあって、それまでとても尊敬していた父親に対して複雑な感情を抱き、さまざまな意味で苦しかった記憶があります。

──ではなぜ、泉澤さんはいわゆる大企業を選ばなかったのでしょうか?

泉澤:一つ目のきっかけは、仕事を楽しめる場所で働きたいと考えるようになったことにあります。

大学3年の夏に商社や外資メーカー、日系大手の自動車メーカーのインターンに参加していたのですが、その際OB・OGに「仕事楽しいですか?」と尋ねると、「仕事は面白くないけど合コンでモテるぞ」とか「仕事の内容がどうこうというよりワークライフバランスを保てるからこの会社にいる」という答えが返ってきたんです。

私は確かに「安泰」を求めていたのですが、「自分は本当にそれだけでいいのか?」とも考えるようになりました。大学時代は塾のアルバイトに熱中して働いていたこともあり、どうせやるなら相手や社会への価値を感じられる、本当に楽しくやりがいを感じられる仕事をしたいという想いが徐々に強くなりました。

二つ目に、会社への依存ではなく自分自身の力を付けることが、この先稼いでいく上では重要だと気付いたことも影響しています。私が就活を進めていた頃、経済成長と組織の拡大を前提とした終身雇用が崩壊しつつあるというニュースが断続的に取り上げられていました。

終身雇用が守られないならば、会社にしがみつくのではなく、どこでも評価される人材にならなければなりません。そうなると、その会社でしか通用しない細分化された仕事を極めるような、年功序列の大手企業にいるメリットはあまりないなと。若いうちから裁量権を得ることができ、仕事を任される環境を選ぶ方が逆に安泰なのではないかと考えるようになりました。

このように、就活中の情報収集からだんだんとキャリアに対する考え方が変わっていき、他力本願で自分を守ってくれる場所を血眼になって探すのではなく、市場価値を高められて、自分がいきいきと働くことができる環境を探すべきだと思うようになりました。それで秋以降はベンチャーなど、大企業以外にも目を向けるようになったのです。

──選択肢が広がった中で、最終的にレバレジーズを選んだ理由を教えてください。

泉澤:理由は大きく3つあります。

一つは、見てきた会社の中で最も自分の力を伸ばせそうな環境があったことです。ビジネスパーソンの市場価値は「持っている職能の質×数」で決まると考えています。

昔はひとつの職能における専門性が高ければそれだけで食べていけたのですが、今は技術の変化がめまぐるしいため、使える職能が移り変わるサイクルが速くなっています。そのため、持っている職能をアップデートし、増やしていかなければ生き残ることができません。

当社は「インハウス」と呼ばれる、事業運営に必要な専門性をすべて社内で賄う体制が確立されています。したがって、営業として入社したとしても、マーケターやデザイナー、エンジニアなど、スキルを横に広げる道も選べることが、私にはとても魅力的に映りました。

二つ目の理由は、経営が安定しており、優秀な若手を抜擢することができていたことです。私が就活をしていた2015年当時、レバレジーズはすでに年商100億円を優に超えており、お金とノウハウの蓄積、さらには複数の事業領域に柱を持つポートフォリオ経営により、企業としての安定感がありました。

数十名規模のベンチャーでは中途社員が中心となって事業づくりを行っていることが多い中、バリューを出せば面白い仕事を掴めるという期待感は大きかったですね。

そして何より、世の中にとって意義のある、社会課題にアプローチした事業をメインにしていたことや、ビジョンに共感したことも大きな理由です。私自身、家庭が苦しくなった原体験があるからこそ、どうせやるなら世の中における深刻な課題にフォーカスしたいと考えていました。

上記3つの理由から、レバレジーズなら「自身が事業運営の主体となって世の中への価値貢献を拡大し、それが結果的に個人の成長にも繋がり、真の安定を得る」というサイクルを一番求めるスピード感で実現できると確信できました。

SECTION 3/4

初受注ビリだった営業が、業界トップの新規事業を生み出す

──入社後は、どのような経緯で新規事業の責任者を担うことになったのですか。

泉澤:1年目、営業としてユーザーと対峙する中で、新たなニーズを見つけたことがきっかけでした。現状のサービスでは解決しきれていない悩みや課題が浮かび上がってきたのです。すぐにサービス企画を描き当時の事業部長にぶつけたところ、責任者としてサービスの立ち上げに挑戦することになりました。

当時は入社1年目で事業立ち上げは未経験でしたが、営業としてトップの成績を出していたことや積極的に事業改善の提案をしていたことから、「泉澤なら任せても良いだろう」と判断されたのだと思います。また、当社には事業を作る上で必要な全領域の「その道のプロ」が集まっているので、何かあれば社内の誰かに聞くことで全て完結させられる体制があるのも大きかったでしょう。

立ち上げ当初は数人のメンバーで企画から営業、集客までを手掛け、その後もチームの組み立てや事業ファイナンス、マーケティングまで何でもやり、失敗と方針転換も経験しながら、約3年掛けて業界トップシェアの事業にまで成長させました。二つめの事業についても、一つめの事業運営をする中で見つけたニーズに応える形で作り込んでいきました。

──順風満帆なキャリアを歩まれているように思えますが、苦労されたことはありますか?

泉澤:冒頭でも触れましたが、入社当初はすぐに成果を出せず、その時は正直すごく辛かったですね。内定をもらった後、大学4年時に当社で長期インターンをしていたアドバンテージがあったにも関わらず、初受注が同期の中で一番遅かったんです。

──そこからどのように巻き返して、年間売上1位の成果を出せるようになったのですか?

泉澤:一番のターニングポイントは、当時の上司に相談した際「何のために仕事をしているのか考えてみな」と言われたことです。言われた瞬間は質問の意味が全くわかりませんでした。でも本当に数字が出ないので、一度立ち止まって考え直してみたんです。

その時にやっと気付いたのですが、結局仕事って相手のために何かを提供することでしかないんですよね。就活時代は「世の中への価値貢献」ということを重視して企業選びをしていたにも関わらず、入社当時の自分はいつの間にか「相手に価値貢献すること」をすっとばして、「自分の成果を挙げたい」「自分の市場価値を高めたい」と、自分のことばかり考えすぎていました。当然、そのような心持ちは相手にも伝わりますし、信頼を損ねます。

そこで一度自分の売上や成果を全部忘れて、相手への価値提供だけを考えることに決めて取り組んでみました。「泉澤に会ったことで人生が変わった」「良い情報が得られた」と言ってもらえる時間を提供することだけに専念したのです。

すると今度は大きな信頼が得られて、売上を出そうと思った時よりもずっと成果が出るようになりました。そうして自分に向いていたベクトルが一気に顧客や相手に向くようになり、気づけば年間売上1位になっていました。

──働く上でのマインドが変化して、そこに結果が付いてきたのですね。

泉澤:そうですね。今では事業を運営していく上でもユーザーのニーズを満たすことを第一に考えるようにしています。ユーザーを起点にすることで事業が成長し、事業が拡大すれば世の中への貢献範囲も広がりますし、事業を運営している私たちの成長にも繋がりますよね。また、そのようなWin-Winのモデルを作り込むことが我々事業責任者の仕事であるとも考えています。「関係者全員の幸福追求」が当社の理念でもありますが、入社1年目からその価値観を自分に落とし込むことができたのは本当に良かったですし、仕事をする上でのやりがいにもつながっています。

SECTION 4/4

学生時代に、自分の人生以上の責任を背負う経験をせよ

──最後に、学生の皆さんが社会に出て活躍するためにどのような行動をしておくべきか、アドバイスをお願いします。

泉澤:他者への責任を背負うような経験を積んでおいてほしいですね。

学生と社会人との最も大きな違いは、社会的な責任の有無だと思っています。でも、新卒中途に関わらず、優秀だと思う方は皆、自分の人生以上の責任を背負う経験をしています。

例えば何かのキャプテンやリーダーは就活でも評価されやすい傾向にありますが、その理由は、別に自分の人生以上のものなんて背負う必要もないのに、その責任を持っているからなんですよね。そして他人の責任を背負い、逃れられないプレッシャーの中でもがき続けることで人間として成長した人が多いからです。

実は会社や世の中の序列も責任を持っている順です。当社で最も責任を負っているのは代表の岩槻ですし、レバテックの事業について責任を持っているのは私です。学生時代までは偏差値によって順位が決められてきたと思いますが、社会は責任を負った順に並べられていきます。

ですから、本当に活躍したいと考える人こそ、早く自分の人生以上の責任を持つ行動をしてみてください。インターンで後輩メンバーのサポートをする、友人との卒業旅行のプランをすべて練るといった小さな球でも、自分の人生の範囲外の責任を持つ良い経験になると思います。そのような経験を積み重ねることで、きっと視野が広がって、大きく成長できることでしょう。

編集:

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