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COLUMN

憧れのマーケティング職を読み解く。グローバル統括担当からみるマーケキャリアとは

みなさんがキャリア選択をするとき、重視しているのは「業界」や「会社」でしょう。実はもう一つ、社会人にとっては常識、しかし多くの学生は意識していない、キャリアを考える上で重要な観点があります。それが「職種」です。今回は、就活で職種を重視すべき理由を編集部より解説。そして、なかでも就活生から特に人気がある「マーケティング職」を選択し、あるメガベンチャーへの入社を選んだ若手社員から、どう職種を選び、マーケティング職としてどんな道を歩んでいるのかを探ります。


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話し手

畝川

畝川

レバレジーズ株式会社
マーケティング責任者

SECTION 1/4

「職種選び」が理想のキャリアへの最短ルート

編集部:就職先を決める上で、みなさんは何を重視していますか? 業界や会社の規模、事業内容、社風などを見ているという方が多いかもしれません。こうした観点のほかにもう一つ、就活生にとって重要なのが「どの職種を選ぶか」です。なぜなら、途中で別の職種に変更するとなると、必要な知識や技術を習得し直すことになるからです。逆に、自分がやりたい職種をはじめからしっかりと選ぶことが、理想のキャリアを最短で実現することに繋がります。

主な職種は下図の通りです。

職種には、営業、マーケティング、事業開発、コンサルティング、エンジニアなどがあり、これらはそれぞれ異なる専門性が求められます。そのため、一般的に就活生が重視しがちな「業界」や「会社」よりも、「職種」の方が後から横断することが難しいのです。

前提として、企業が求めるのは会社を大きくしてくれる人材です。なので例えば営業職を極め、実績を上げている人は、扱う商材や業界が変わったとしても同じ営業職としてなら比較的成果を出しやすいと見なされるでしょう。一方で、営業職からエンジニア職へキャリアチェンジを行う場合、一からスキル獲得を行い実績を作る必要があるため、時間がかかります。

このように、職種≒専門性を一つ極めて実績を上げることが、自分自身の価値に繋がり、その結果どの会社や業界でも成果を出しやすい人材になることができるでしょう。ゆえに遠回りしないためにもファーストキャリアでの「職種選び」が重要なのです。

また、企業の数に比べて職種の種類は限られており、大きく分けると20程度に絞ることができます。そのため、やりたい職種の見当をつけることで、効率的にキャリアを選択できる可能性が高まります。

では就活で自分に合った職種を選ぶには、どのような基準で、何を考えれば良いのでしょうか? 今回は、職種の中でも就活生から特に人気があるマーケティング職に着目。レバレジーズにマーケティング職で新卒入社した畝川さんが、就活時にどう職種を選択し、現在どんなキャリアを歩んでいるのかを伺い、探ってみましょう。

SECTION 2/4

ファーストキャリアでマーケターを選んだ理由

──畝川さんは、就活を始めた頃は主にコンサルを見ていたのですよね。

畝川:はい。私はもともと経営者や事業家になりたいと思っており、コンサルではそのために必要な経営のスキルを、様々なクライアントの問題解決を通して学べるだろうと考えていたのです。しかし、実際にコンサル系の会社で長期インターンシップをしたり、コンサルで働く先輩に話を聞いたりしてみて気づいたことが2つありました。

一つは、自分とは物事の捉え方が異なるということ。コンサルの仕事はロジックや売上予測など、事業実行前の定量的な部分が9〜10割の完成度で求められます。また、自分の提案がどれくらい反映されたのか、市場や顧客にどのような影響を与えられたのかを把握するのが難しく、知ることができたとしても時間がかかります。

一方で私自身は、7割までロジックを詰めたら、あとは自分で実行してその先の結果を確かめたいという思考が強いと自覚しました。この点から私は、戦略・戦術の立案から実行、そしてその先の結果を見るところまでを一気通貫で担い、市場へのインパクトをダイレクトに感じられる仕事の方が、やりがいを感じられるだろうと思ったのです。

そしてもう一つ気づいたのは、コンサルに入ってなれるものはコンサルタントだということです。私はそれまで「様々なクライアントの経営課題や事業課題を通して学べるコンサル=経営者への最短ルート」だと思っていました。しかし、自ら意思決定し会社や事業を前に進めるリーダーシップを持ち、事業の立ち上げからグロースまでの一連のプロセスを担っていなければ、事業家や経営者として必要な能力を身に付けづらいと考えるようになりました。コンサルで学べるのは純粋にコンサルティングで、実際に事業づくりや経営ができるようになるわけではないということに気づいたのです。

これは、いくら大学時代に座学やゼミで「マーケティング」や「経営学」を学んでいたとしても、実務としてのマーケティングや経営ができるようになったとは言えないのと同じですよね。

──では、最終的にマーケティング職を志したのはなぜですか?

畝川:私の考え方や、なりたい将来像に合致したのがマーケターだったからです。

私は元来、物事の「そもそも」の部分が気になるタイプの人間で、学生時代にあるアパレル企業でアルバイトをしていた時は、「売れている商品はなぜ売れているのか」「どんな人に使われているのか」「ではどんな商品を作れば売れるのか」といった考えを巡らせることに面白さを感じていました。だからこそ、プロダクト・サービスやユーザーに向き合い、事業を根幹から変えていけるマーケティングの仕事は、私の性格に合っていると感じたのです。

また、世の中には様々なタイプの経営者がいますが、マーケティングを極めた際になれる「世の中に影響を与えるプロダクトやサービスを作り、広められる人」は、自分のなりたい将来像にぴったり合っていました。

やりたいことや職種選びについて現時点でピンと来ない人は、2つの方向性から考えることをおすすめします。一つは、夢やビジョンを成し遂げるためにどのような方向性なら最短で実現できそうかという観点。そしてもう一つは、自分自身の得意なことや特性が生かされる職種から見当をつけること。私の場合、コンサルタントや他の仕事を検討した上で、この2点がより合致したのがマーケティング職でした。

SECTION 3/4

レバレジーズなら「真のマーケティング」ができると思った

──進路をマーケティング職に定めた上で、レバレジーズに入社を決めたのはなぜですか?

畝川:レバレジーズなら私が求めていた事業家/経営者像に近づく「真のマーケティング」ができると思ったからです。

マーケティングの具体的な施策における重要な要素は「Product(何を売るか)」「Price(いくらで売るか)」「Place(どこで売るか)」「Promotion(どうやって売るか)」の「4P」だと言われていますが、多くの企業のマーケティングは、広告などの「Promotion」に限られます。つまり、仕事が既存のプロダクトをどう売るかに終始しているのです。

一方、レバレジーズのマーケティングでは、既存のプロダクトに対して「そもそも顧客にとって必要か」という根本から考え始め、あらゆる手段を講じて顧客のニーズを満たそうとします。徹底したユーザー目線によって、プロダクトを変え、関係者全員のコミュニケーションを変える。そんな本当の意味でのマーケティングを行う会社なら、私ならではの介在価値を発揮しやすいだろうと直感したのです。

──入社してから携わった仕事と、印象深かった経験について教えてください。

畝川:入社後研修が終わってすぐ、上海支社の立ち上げに関わるマーケティング戦略づくりを支社長と二人三脚で行いました。そして事業のグロースだけでなく、営業支援システムの導入・運用などにも携わった後、現在は海外5事業のマーケティング責任者として、実質的に海外事業部全体のマーケティングの戦略策定から履行までを包括して担っています。

なかでも印象深かったのは、新卒1年目の夏頃から携わった、ある海外事業の責任者としての経験ですね。これは外国人採用に関する事業でしたが、そもそもコロナ禍で外国人の入国が制限されている時点で破綻寸前。上司からは「これ以上売り上げが伸びなければ3ヶ月程で畳む可能性がある」と言われていました。

そんな事業を最終的には売上高10倍に成長させることができました。その要因は市場に向き合い続けたことと、自分から積極的に責任を引き受けたこと、この2点に尽きます。マーケティングの基礎とも言える入念なリサーチはもちろん、お客様との商談に同行して生の声を収集し、都度事業に還元していきました。加えて、営業サイドにまで「営業目標を2.5倍にしましょう」などと働きかけ、その結果に自ら責任を負うことで事業全体を管理しました。

「マーケティング」や「戦略」というとキラキラしたイメージを持たれがちですが、実は泥臭い仕事もたくさんあります。こうした部分も含めて本気で市場や顧客に向き合った上で、事業方針を決めたり、組織を巻き込んで全体のコミュニケーションを変えたりできるのが、まさにマーケティグの醍醐味だと感じていますね。

──ご自身が理想としていた事業家/経営者像に近づく経験を、新卒1年目からされているのですね。

畝川:そうですね。正直ここまでの経験を1年目でできるとは思っていなかったのですが。(笑)

自分自身のビジョンから落とし込みファーストキャリアを決断できたことで、ギャップを感じづらくより良い意思決定ができたことが大きかったと思います。また、1年目から大きな責任のある仕事を任せてくれたレバレジーズには本当に感謝しています。

SECTION 4/4

他人と比べない選択の先にある未来

──最後に、就活中の学生に向けてアドバイスをお願いします。

畝川:まず前提としてお伝えしたいのは、他人と比べる就活をしているうちは、どんな選択をしても必ず後悔するということです。就活ランキングや周囲からの「受け」で就職先を選べば、自分の就職先よりも人気がある会社に行った人に劣等感を抱き続けることになります。人と同じ指標で比べている以上、60点や70点は簡単に取れますが、この広い世界で1番など取れるはずもなく、どうしても他人と比べて自分が劣っている、不幸だと思ってしまうでしょう。ですから大切なのは、自分自身が納得できる、ユニークな選択をすることです。

そんな選択をするためには、自分が成し遂げたいことや、職種を含めた今後のキャリアに対して、本気で向き合うことが大切だと思います。私自身、今の仕事を全力で楽しめているのは、「経営者や事業家になりたい」というビジョンを持ち、それに沿った職種選びや環境選びをした上での決断ができたことが大きいと感じています。そのための情報収集を、様々な企業の人に自分から話を聞きに行ったり、長期インターンやサマーインターンに参加したりと、徹底的に行いました。「決断すること」はもちろんですが、決断に至るまでのプロセスも大切にしてほしいと思います。

最後に、レバレジーズは日本の新卒市場では珍しいマーケティング職を含めた、職種別採用を実施しています。領域もフェーズも多様な事業を40以上も展開しているからこそ、自分自身が選んだ職種や事業領域で、自分だからこそ出せる価値を社会に還元したいと願う方にとって最大限のチャンスがある環境です。そんなレバレジーズで、ぜひあなたの理想のキャリアを叶えてほしいと思います。

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