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INTERVIEW

「逆算就活」で掴んだ事業開発キャリア。最短ルートでありたい姿へ

成長企業の第一線で活躍する若手ビジネスパーソンの「軌跡」を辿り、就活やキャリアの描き方を学ぶ連載企画。今回お話を伺うのは「みんなの学校情報」を始めとした、教育領域のポータルサイトを運営する株式会社イトクロでリーダーを務める山﨑雄太氏です。若手事業責任者として活躍する山﨑さんから、最短ルートでキャリアの目標を達成するために必要なことを聞きました。


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SPONSORED BY 株式会社イトクロ

話し手

山﨑 雄太

山﨑 雄太

株式会社イトクロ
リーダー

SECTION 1/4

ノート丸ごと一冊使って見つけた「ありたい姿」

⸺まずは、山﨑さんの学生時代について教えてください。

山﨑:学生時代は、自動車業界を志望していました。過去に自動車事故に遭った経験から事故の衝撃を減らす車の開発がしたいと考え、大学・大学院で自動車の研究をしていたため、そのまま研究開発の道に進もうと思っていました。

自分の進路を考え直すきっかけとなったのは、修士時代の留学で出会った仲間たちにキャリア観を聞いたことです。留学生たちの多くは「研究者になりたい」という思いが先にあったわけではなく、自分の「ありたい姿」から逆算した結果として研究者という道を選んでいました。

そこで改めて自分の「ありたい姿」を考えるために、ノートを丸ごと一冊使って自己分析をしました。人生の出来事や、その時々の感情を思い出せる限り書き出すことで見つけた自分のありたい姿は「自分が手掛けた事業を通して社会貢献するビジネスパーソン」。この目標を実現するためには、必ずしも自動車業界にこだわる必要はない。ならばどのような環境を選べばありたい姿になれるのか、と逆算して考えた結果「経営陣と近い距離で事業開発のスキルを鍛えられる環境」に行こうという思いが固まりました。

⸺ご自身の経験や思いを徹底的に振り返ることで「事業開発人材になる」という目標を見つけたのですね。では、イトクロに入社を決めた理由を教えてください。

山﨑:一番大きな理由は、イトクロが若手のうちから経営陣と近い距離で事業開発に関わることができるという点で群を抜いていたことです。現在、イトクロの事業部門の経営幹部(事業責任者・役員)約15名のうち8割を新卒出身の社員が占めています。若手が活躍できるカルチャーがあり、実際に経営幹部の数にもそれが表れている。「ここでなら自分の望む成長が達成できる」と確信しました。

その上で入社の決め手となったのは、代表との面接です。当時の私は、やりたい事業の具体的なイメージを持っていませんでした。それでも「自分で立ち上げた事業で社会貢献したい」という思いを伝えたところ「いいね、イトクロでやってみようよ」と背中を押してもらえたのです。そこに、社員のチャレンジを応援する風土も感じられて、入社を決意しました。

SECTION 2/4

「高レベル」の当たり前が事業をドライブする

⸺入社後、ご自身の「ありたい姿」に近づけているという実感はありますか?

山﨑:はい、ありますね。入社1年目から中学・高校領域のメディアである「みんなの中学情報・みんなの高校情報」(以下、みん校)を拡大させるプロジェクトに参画し、戦略立案から実行までを一手に担いました。現在は当社が最も力を入れている専門学校領域メディアの営業部門のリーダーも務めています。

⸺入社1年目から大きな裁量権を持って活躍されたのですね。とはいえ、若手の事業責任者としての苦労もあったのではないでしょうか。

山﨑:そうですね。上長から丁寧にサポートやフィードバックを受けているので、乗り越えられない程の大きな壁にぶつかったことはありませんが、自分よりも年齢が上のメンバーに対しても、責任者としてリーダーシップをとらなければならない点に最初は苦労しました。

私は、「この戦略はうまくいきそうだ」と思ったら一人で突っ走ってしまうタイプで、ある時「君だけが勝手にやっていて、状況がよく分からない」とチームメンバーから指摘を受けたことがありました。責任者としてこのままではいけないと反省し、どのように事業を成長させていきたいかをメンバーと徹底的に話し合いました。今ではコミュニケーションにも気を配り、一体感をもって業務に取り組めていると感じています。

⸺事業開発を推進する力だけでなく、リーダーシップやコミュニケーション力も磨かれたのですね。着実な成長の秘訣はどこにあるのでしょうか?

山﨑:イトクロのカルチャーと、若手社員でも経営陣からのフィードバックを直接受けられることにあると思います。

イトクロには「当たり前」の基準が高い人が多いです。仕事に強い責任感を持って細部までこだわりぬく人ばかりなので、余計な指摘をする必要がほとんどありません。事業の成長そのものに集中できる環境です。

また、当社では入社1年目から、週に3〜4回のペースで代表や役員と直接ミーティングをする機会があります。事業についてはもちろん、仕事観などについても経営陣と意見を交わすことでビジネスパーソンとしての視座を高められています。

SECTION 3/4

事業の成長に不可欠な「三者のWin」とは

⸺これまでのご経験から、事業開発人材としてどのような力が身についたと感じますか?

山﨑:ユーザーとクライアント、そしてイトクロの三者全員にとってWinになるように、事業を伸ばす力がつきました。三者にとってのWinを実現する力とは「ユーザーとクライアントの本質的な課題やニーズを把握する力」とも言い換えられます。質の高い戦略を立てるためには、この能力が欠かせません。

例えば、私が担当している「みん校」は学校選びに役立つ情報が集まるポータルサイトです。ユーザーである学校選びをしたい人と、クライアントである学校。両者のWinに繋がるサービスとは「本当にその学校にマッチする学生が集まるようなサービス」です。学校ごとの特色が分かるようなメディアを設計するために、アンケートの分析や仮説検証を繰り返し、両者の課題やニーズを把握することに務めています。

ユーザーとクライアントの課題を正しく理解し、戦略立案に活かす。その戦略が実を結び事業が伸びることで、ユーザーとクライアントのニーズをより深く理解できて、さらに質の高い施策を打てるようになる......そのような成長のサイクルを生み出せていると感じます。

⸺事業開発のやりがいは、どのようなときに感じますか?

山﨑:やはりサービスの利用者数などの数字を見ると、ユーザーや社会に与えるインパクトの大きさを感じますね。かつては、学校を選びたい人が得られる情報は偏差値などの限られたものでした。その課題を解決するべく「みん校」は口コミをはじめ、学校選びに役立つ情報を集約して掲載し「学校選びのインフラ」になれています。

クライアントから「『みん校』を見て、多くの学生が学校説明会に来てくれたよ」と言っていただけたときも、価値を提供できた実感があります。年間数千万人もの「学校選びをしたい人」の意思決定に貢献できているやりがいは、何物にも代えがたいです。

自分の成長が事業の成長に繋がり、事業を通して社会に貢献できている。自分の「ありたい姿」に近づけている手ごたえがあります。

SECTION 4/4

仕事選びの成功を左右するのは、自己分析

⸺事業開発人材として成長しながら、その成長を社会に還元している実感を持っているのですね。事業責任者としての、山﨑さんの今後の目標を教えてください。

山﨑:まずは、現在担当しているメディアを着実に成長させたいです。「学校選びなら、『みん校』を見れば大丈夫」と広く評価されるように、コンテンツの量と質、双方で他を圧倒したいと考えています。

長期的には「人を幸せにする事業」を作りたいですね。もちろん「幸せ」は人それぞれに異なるものです。しかしどんな人にとっても、世間の基準に関係なく「自分はこれが良い」と思える選択ができるということは、幸せに直結するのではないでしょうか。今後も新規事業やM&Aを通して事業が増えていくイトクロで、今までの経験を生かして新しい事業にチャレンジすることが目標です。

⸺最後に、事業開発人材を目指す学生へのメッセージをお願いします。

山﨑:悔いのない選択をするために最も重要なのは、自分と企業の両方をしっかりと理解することです。

自己理解は、自分の目標を見つけるためはもちろん「自分が真に力を発揮できる環境」を見定めるためにも大切です。仕事選びの成功は、どれだけ自分と徹底的に向き合えたかによると言っても過言ではないでしょう。

企業分析はインターネット上の情報を参考に行う方がほとんどだと思いますが、直接、社員や経営陣と話してこそ企業の本質がわかります。私自身も就活生時代は、大企業とベンチャーを比べ、ベンチャーであるイトクロに意思決定することに迷いを感じた瞬間がありました。しかし面接を通して、自分が活躍できる環境はイトクロにあるとわかりました。

まずはとことん自分に向き合い、皆さん自身の「ありたい姿」を見つけ出してください。「自分の手で事業を成長させたい」「社会の役に立ちたい」という思いを持つ方と共に働けるのを、楽しみにしています。

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