INTERVIEW
個性のコラボレーションで「より良い社会」を紡ぐ、EYストラテジー・アンド・コンサルティング

Goodfindが注目する企業で活躍する社員の、就活や現在の仕事を深掘りする「Goodfindが行く!OBOG訪問」。今回は、京都大学を卒業し、EYストラテジー・アンド・コンサルティング(EYSC)で働く近藤里莉さんにインタビュー。森林の研究に没頭していた学生時代から、コンサルタントとして働く今まで、近藤さんのキャリアの根底には常に共通した「より良い社会」に対する思いがありました。
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SPONSORED BY EYストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社
話し手

近藤 里莉
EYストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社(EYSC)
Advisory Consultant Group(ACG) コンサルタント
SECTION 1/4
「現場」を重視するファームで、サステナブルな社会の実現へ
⸺まずは近藤さんの学生時代について教えてください。
近藤:一番力を入れていたのは森林生態学の研究です。高校生の時に熱帯林に関するドキュメンタリーを見て、数多くの面白い動植物が現在進行形で急速に失われていることに課題意識を持ちました。京大を選んだのも、後の恩師となる教授の熱帯林研究に興味を持ったからです。
大学では研究室のほか、学部生の時にはカナダの大学に、院生の時にはフロリダ大学に留学し、自然科学と社会科学の両面から「森林」をキーワードに研究を進めました。

⸺それほど没頭されていた中で、研究を続ける選択肢はありませんでしたか?
近藤:研究室に残ることも考えていましたが、就職にかじを切ったきっかけは、環境系の情報開示を行うNGOでの長期インターンでした。サステナビリティ情報の開示の働きかけにより、企業の価値評価や経営戦略におけるESGの重要性が増し、「サステナブルファイナンス」が社会的なトレンドになっていくのを目の当たりにしたのです。この経験から、持続可能な社会の実現のためには、研究者として森や自然環境に関する知見を蓄積・深化させるのも大切な一方で、ビジネスパーソンとして経済や社会の仕組みを動かすのもインパクトが大きいことなのだと実感しました。
中でも第三者として専門的な知見を持ちながら社会全体を俯瞰(ふかん)し、さまざまなクライアントの意思決定に関わるコンサルタントなら、サステナブルの観点から社会を変えるムーブメントの一助となれるのではと考えました。
⸺コンサルの中でもEYSCを選んだのはなぜでしたか?
近藤:最初の出会いは、長期インターンでEYSCのサステナビリティレポートを参照する機会があったことで「サステナビリティに強いコンサル」と印象に残っていました。実際の面接で印象的だったのは、物腰柔らかな話し方の一方で、「どんな社会を作りたいか」に対して自身の中に確固とした思いを持っている社員が多いことでした。
入社の決め手となったのは、最終面接官だった今の上司から、「現場」を重視して課題解決に取り組んでいると聞いたことです。「現場の実態を把握していないと、どんなに精緻に積み上げたロジックも破綻しかねない」と。それは研究活動においても、実際に森に足を運び、雨に打たれながらデータを集めて得た気付きを基に、分析を進めてきたプロセスと通じると思い、EYSCでならやりがいを持って働けると感じました。

実際に、今のチームでは、農業の未来を考えるプロジェクトも手伝っているのですが、まずは農業の「現場」を体感しようと、会社として畑を借りてトマトづくりを実践しています。
SECTION 2/4
業界・テーマの異なる案件で広げる、学びとキャリアの可能性
⸺EYSCでは新卒入社後、Advisory Consultant Group(ACG)という組織に所属して、コンサルタントとしての基礎スキルを身に付けながら、さまざまな案件にアサインされるそうですね。
近藤:はい。自分にとって前提知識のない業界やテーマの案件にアサインされても、すぐにキャッチアップしなければならないのは大変ですが、その分、自分の役割や最終成果物の性質が異なる案件を複数経験することで、学べることの幅も大きく広がっている実感があります。まだ専門としたい分野が決まっていない社員にとっては、それを探索する機会としても良いと思いますね。
私自身も入社後1カ月ほどの座学研修の後は、初案件として大手化粧品企業の組織・業務変革支援を、その後は建設系企業の自然資本・生物多様性関連のリスクレビュー、モビリティ関連企業の意思決定支援なども担当しました。どの案件でも、上司や先輩が丁寧にフィードバックしてくださり、案件の進捗状況や作業の種類・量の変化に応じた柔軟な役割の果たし方を学ぶことができます。また、ACGでは同期との横のつながりが築けるため、別々の案件で異なる経験をしている仲間と悩みや学びを共有することもできています。

⸺入社1年目から多くの社員と関わりながらさまざまな経験で成長できる環境があるのですね。実際に印象に残っている案件について教えてください。
近藤:建設系企業の自然資本・生物多様性関連のリスクレビュー支援は、私の関心に近いテーマだったこともあり、やりがいを感じていました。ただ同時に、学生時代の専門分野とは似て非なる領域だったため、自らの知識不足も痛感する日々でした。
自然資本や生物多様性は、国際的に重要なトピックとして認識されてきているものの、いまだ議論途中だったり、指標が統一されていなかったりする分野です。社内外に踏襲できるフレームワークがない中で、今ある情報を駆使していかにクライアントの目的達成ができるかを思考しながら進めました。
SECTION 3/4
個性を尊重し、コラボレーションで価値を生み出す
⸺近藤さんはEYSCのコンサルタントとして働く面白さをどのように感じていますか?
近藤:入社前に想像していた以上に、新卒でも一コンサルタントとして意見を尊重されることに、やりがいを感じますね。その要因の一つに、個の可能性を引き出し、その能力を最大限発揮できる環境づくりを重んじるEYのカルチャーがあると思っています。

当社は「Building a better working world(より良い社会の構築を目指して)」というパーパス(存在意義)を重視していて、社員一人一人が自分なりの解釈でパーパスに向き合っています。だからこそEYには新卒・中途問わず、その人ならではの知見や思いを持っている社員が多いのです。その個性のコラボレーションによってクライアントに価値を提供しようという意識が根付いているのだと思います。
⸺近藤さんご自身はパーパスをどのように解釈しているのですか?
近藤:私の学問的なバックグラウンドを生かした持続可能な社会の実現が「より良い社会の構築」につながると解釈しています。そのためにも、まずはコンサルタントとしての基礎力を身に付けた上で、真にクライアントに価値貢献するための専門性を磨いていきたいと思っています。
⸺最後に学生の方へメッセージをお願いします。
近藤:自分が興味を持ったものを何でもやってみる、いわば「種まき」をすることで、その経験が思わぬところで役に立つ日が来るはずです。学生時代だからこそできる多種多様な経験をして、自分の視野を思い切り広げてみてください。

SECTION 4/4
後輩におすすめしたい一冊
身近な植物は、なぜ「その形」をしているのか。自身のバックグラウンド形成のきっかけの一つとなった生態学の面白さを解説した一冊。

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