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INTERVIEW

成長は夢中の産物。ビジョンに邁進する事業責任者に学ぶ企業選び

収入や成長だけでなく「働く意義を感じたい」と思ったとき、皆さんはどのように企業を選びますか? また、仕事のやりがいを重視しながらも自己成長は目指せるのでしょうか。今回は、マッキンゼーやリクルートなどの有名企業から多様な人材が集う企業で、事業責任者として活躍する2人にインタビュー。惚れ込んだ事業とビジョンに邁進する2人のお話から「自分のストーリーを生き、心を燃やしワクワクと働くためのヒント」を探ります。


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SPONSORED BY 株式会社ココナラ

話し手

竹下 加奈子

竹下 加奈子

株式会社ココナラ
プロダクト統括部 部長

中野 靖大

中野 靖大

株式会社ココナラ
ココナラビジネスグループ Group Manager

SECTION 1/6

戦略コンサルにゲーム・AI。異業界から辿り着いた二人のキャリア

左から竹下氏、中野氏

⸺お二人はココナラに入社する前は、どのような経験をされてきたのでしょうか?

中野:新卒で損害保険会社に入社後、MBA留学を経てマッキンゼーでコンサルタントとして働き、2020年にココナラにジョインしました。現在は「ココナラビジネス」という法人向けサービスのマネージャーとして事業開発をしています。

就職活動では、自分自身を武器にいずれは世界へも挑戦できるようになりたいと考え、無形商材かつグローバルを軸に、総合商社や海外展開している金融機関を見ていました。

新卒で損害保険会社に入社後、キャリアを見つめ直すきっかけとなったのは、MBA留学に行ったことです。留学先で出会った仲間は、会社という枠にとらわれず、自分でどうキャリアを作るかを考えている人ばかりでした。一方で、自分は無自覚に「この会社でどのポジションにつきたいか」ばかりを考えていたことに気付いたんです。そこからは自分でキャリアをつくっていくためにもさらに視野を広げたいと考え転職を決意し、戦略コンサルティングの世界に入りました。

竹下:私は、インターネットが世界を変える流れの中に身を置きたいという思いから、一貫してインターネットサービスの企画や開発に携わってきました。

新卒ではソフトバンクのグループ企業に入社し、転職サイトのプロモーションプランナーとしてキャリアをスタート。次にゲーム会社にてソーシャルゲームのマーケター、プランナーとプロデューサーを務めました。その後AIベンダーでの営業やプロジェクトマネージャーを経て、現在は「ココナラ」のプロダクト開発を統括しています。

竹下:私の学生時代は、インターネット定額常時接続の普及期で、色々なサービスがインターネットに置きかわりはじめたころでした。ネットサービスの会社を主軸にした就職活動はまだメジャーではなく、周りからも「ちょっと珍しいね」という風に見られていました。しかし、ネットサービスによる社会の変化が加速するだろうと考えていた私は、とにかく変化が起きている現場に居合わせて、時代が変わるのを間近で目撃したいと考え、楽天やソフトバンクなどWeb業界の選考を受けていました。

1社目ではたくさんのチャンスをいただき奮闘していましたが、ある時「自分がユーザーとして熱狂できるサービスでないと打ち込めない」と気がつき、大好きなゲームの世界に未経験で飛び込みました。

SECTION 2/6

事業・ビジョンへの共感が働きがいを左右する

⸺竹下さんは、好奇心や熱狂を重視してキャリアを歩んできたのですね。その中で、なぜココナラへの入社を決断されたのでしょうか?

竹下:きっかけは、ユーザーとしてプロダクトと出会ったことでした。「ココナラ」は、個人間でスキルを売買できる今までの日本にはなかったサービスで、すごいことをやっているぞと、感動したんです。

日本では、人口が減少する中で、一人ひとりのスキルを効率よく活用できる社会を作ることが求められる時代に入っています。かつては終身雇用制が当たり前で、ここ数十年で転職も当たり前になってきたものの、いまだに働く人の知見やスキルは企業に紐づくものとして扱われており、個人のスキルの流動化を促すことが難しい状況でした。

しかし、ここ数年で副業解禁が進み、「ココナラ」のような個人のスキル・サービスを売り買いできるプラットフォームが登場したことで、スキルの流動化が起き始めています。これにより、例えば大企業で様々な経験をした人のスキルを、創業したばかりの若手起業家が享受できるといったように、日本の産業の活性化が期待できるのです。

竹下:また、出産や介護、移住など人生の岐路で仕事をやめてしまう人たちも含めて、年齢、性別、学歴や職歴ではなく「スキル」で仕事ができる環境をつくることは、様々な制約から働く人を解放することに繋がっていると感じます。「ココナラ」はスキルシェアというこれまでの日本になかった考え方を広げ、誰もが自由に自分らしく生きるためのインフラをつくっているわけです。

後になってから、この会社のビジョンが「一人ひとりが『自分のストーリー』を生きていく世の中をつくる」であると聞いた時には、「ココナラ」というサービスはビジョンがそのまま具現化されたサービスだったんだ! と、感動したのを昨日のことのように覚えています。新卒でWeb業界に飛び込んだ時と同じようにワクワクし、ココナラが世の中に変化を起こす現場に立ち会いたいと考えました。

⸺中野さんは、なぜマッキンゼーからココナラに入社されたのでしょうか?

中野:コンサルタントとして多様な業界やプロジェクトにアサインされながら数年間働くなかで、二つの気づきがありました。一つ目は、私は第三者の立場に立つよりも、当事者として実行するほうが好きだということ。二つ目は、人の人生をポジティブに変えられる仕事に高い熱意を持って取り組みたいという想いを持っていることです。

中野:そこから「このサービスがなかったら人生が違うものになっていた」と言ってもらえるような事業に関わることで、限られた自分の人生の中でも世の中に何かを残せるのではないかと考えました。

こうして、人の人生を変えようとしている会社を業界問わず見ていたところ、ココナラが掲げる壮大なビジョンが胸に刺さり、入社を決めました。私自身、キャリアの転換点で悩みながら選択をしてきたこともあり「自分のストーリーを生きる」というビジョンは、自らの歩んでいた道と重なりました。

留学を経て、既存の仕組みにとらわれずに一人一人が自分のやりたいことを追求できる方が面白いと感じていたので、ココナラを知ったときには「そういった社会を実現するべくこんなにも壮大なことを掲げている会社があるんだ!」 と驚き、一気に引き込まれました。

SECTION 3/6

何に一番熱狂できる? 自分の心と頭で考えよ

⸺お二人ともビジョンに共感して入社を決め、思いを持って働かれているのですね。では、お二人のように心からビジョンに共感できる企業を選ぶために、すべきことはあるのでしょうか?

竹下:自分が何が一番好きで、何に一番熱狂できる人間なのかを理解することです。

私の場合は、変化が起きている現場に居合わせたいという価値観から当初はインターネットサービス関連の業界ならどこでもいいと思っていましたが、経験を積むにつれて、自分がユーザーとしてファンになれるサービスに関われることが重要だと気が付きました。

実際に今でも、自分が「ココナラ」というサービスに日々熱狂している一番のファンだからこそ、しんどいことがあっても踏ん張れています。このサービスが大好きで自分の誇りであるという素直な気持ちで仕事に集中すると、自ずと成果は出ます。

皆さんも自分がファンになれるものを選んでみてください。なぜなら、会社に入ると楽しいことばかりではないからです。これをやったら自分の武器が増えそうだ、といった打算的な考えではしんどい時に乗り越えられません。夢中になって続けていれば武器は自ずとできるので、まずは自分がその会社やサービスに熱狂し、一番好きになれるかどうかで選んでみるとよいのではないでしょうか。

中野:ビジョンで企業を選ぶには、常識にとらわれずに自分の頭で考えた軸を持つことです。

私の場合、大学時代には様々な影響から、無意識に大企業への就職や就職した会社ありきで自分のキャリアや人生を考えてしまっていました。当時は自分の頭で考えていたつもりでしたが、今振り返ると世の中の常識にとらわれていたり、誰かの言葉を鵜呑みにしてしまったこともあったと思います。

幸いなことに、過去の企業選びの軸は実は自分で考えたものではなかったと気付くことができ、ようやく自分のやりたいことを見つけるに至ったからこそココナラに出会えたのです。

今でも時々自分の考えに対して「自分の心の底からそう思っているのか」と問いかけるようにしています。世間体や常識ではなく、ピュアな本心に戻ったときに、自分の大事にしたい価値観や考え方に気が付くはずです。

⸺ビジョンで企業を選ぶには、自分が一番熱狂できることを知り、自分の頭で考えた本音の軸を持つことがポイントなのですね。

SECTION 4/6

ビジョンに向かう組織は、皆が同じ船に乗っている

⸺自分自身の軸を明確にできれば企業を選びやすくなるわけですが、いくらビジョンが魅力的でもビジョン実現への意欲が低ければ意味がありません。企業がビジョンを体現できているかは、どのようにして見極めればよいのでしょうか?

中野:組織と事業を見ていくと見極められます。ビジョンが浸透している企業では、ビジョンを基盤とした組織カルチャーが醸成され、ビジョンに沿った意思決定や施策が各事業の中で自然に行われているはずです。

まず組織面では、経営陣と社員がビジョンに共感しており、ビジョン共感の組織文化ができているかが重要です。

当社では組織の一体感を入社直後から感じました。社内の誰もが毎日事業の数字を見て、結果が良ければ喜びます。逆にうまくいってなければ「なぜだろう?」と、経営陣も一緒に考えるので、皆が同じ船に乗っている感覚です。またユーザーとの距離を近く保ち、社員全員がほぼリアルタイムにユーザーの声を聞ける点も、ビジョン実現に向けた組織風土の醸成に影響しています。

中野:私も、ある出品者の方から「ある事情から会社では働けなくなってしまったけれども、ココナラを使って家にいながら自分の得意な分野のスキルを提供し、収入を得ることができています。本当にありがとう」というメッセージをいただいたことがあります。まさに、ビジョンに通ずるユーザーの声を伺うことができたと感じました。

こういう方々が何万人もいて、ユーザーの人生に多くの影響を与えているのが「ココナラ」というサービスであり、我々社員はビジョンである「自分のストーリーを生きる世の中をつくっているんだ」と日々実感することができるのです。このように、社員がビジョンに向かっていると実感できる仕組みの有無を探すと、ビジョン共感を基盤としたカルチャーが醸成されているかどうか見極められると思います。

SECTION 5/6

ユーザーの声に一致団結。事業に体現されるビジョン

⸺組織と事業を見ればビジョン浸透度合いがわかるとのお話でしたが、事業面は何を見たらいいのでしょうか? 事業面で貴社がビジョンを体現していると実感されたエピソードはありますか?

竹下:事業面で、企業がビジョンの実現に向かっているかどうかを見極めるには、ビジョンに沿って施策や仕事の優先順位を付けているかがポイントです。

当社の場合は、社員全員がユーザーの声を聞き徹底的にユーザーと向き合うことを何よりも大切にしています。さらには、それがビジョン達成のために必要であることを理解しているので、現場の意思決定もビジョンを反映した内容になっています。

徹底してユーザーの声に向き合うことを実感した出来事として、私が入社後初めて関わった機能改修のプロジェクトがありました。改修のリリース当初はユーザーから大不評だったため、早急に再改修に着手しました。ユーザーの声を最優先に考え、社内総出で協力して素早く対応を進めました。その結果、ユーザーの信頼を取り戻すことができたのです。

竹下:そのプロジェクトは、ほぼ全てのユーザーが使うインフラとなるような基幹機能の大改修という、かなり大きな機能開発でした。しかし改修直後、ユーザーから使いにくいという意見や問い合わせが殺到したのです。

主な要因は、当時の私の企画力が至らず、中途半端な意思決定をしてしまったことでした。様々な機能を改善したのですが、その一部がユーザーの使い勝手を著しく悪くしてしまっていたのです。

ユーザーに迷惑をかけ、カスタマーサポートには膨大な数の問い合わせが寄せられて、とても焦りました。しかし、私のプロジェクトと関係のないいろんな部署のメンバーが次々に駆けつけ、ユーザーの声の集計データを共有してくれたり、解決施策を提案してくれたりしました。周囲の力を借りながら3日後には機能の抜本的な改修案を策定し、当時上司だった鈴木(現社長)に早朝から相談するなどして、素早く懸命に対応を進めました。

そして、改修の約1週間後に再リリースをしたところ、ユーザーの皆さんから「こんなに早くユーザーの声を聞いて世に出せる会社は他にない!」という声をいただきました。実際に問い合わせが少なくなり、一気にユーザーが味方に着いた瞬間があって、まさに「One Team for Mission」という当社のバリューを体現した数日間でした。

⸺徹底してユーザーの声に向き合うことでサービスのファンが増え、ファンが増えることで事業が成功に近づき、それがビジョン実現に近づく。だから事業面でビジョンに沿った意思決定をしていることが大事なのですね。

SECTION 6/6

ビジョン実現へ向けたココナラの挑戦

⸺貴社は組織面でも事業面でもビジョンを体現しているんですね。ビジョンの実現に向けて、お二人はどのような役割を担っていますか?

中野:私はスキルシェア市場をビジネス利用から開拓する役割を担っています。私が担当する「ココナラビジネス」はビジネス目的でのスキル購入に特化しており、購入者のメインは法人のお客様、出品者のメインはフリーランスや副業をされている個人の方々です。私は、「ココナラ」のビジネス利用を増やすにはどうしたらいいかを考えながら事業開発をしています。

ビジネスにおいて、時間をかけて大きなコストをかけるならコンサルティングファームや制作会社にアウトソーシングするやり方がある一方、低コストで試しながら素早く進めたい場合には、「ココナラビジネス」を便利に使ってもらえる機会があるのではないかと考えています。

例えば、予算がある大企業であっても、スピーディーに新規事業を進めていく必要が増しているなかで、外部企業に委託するのではなく「ココナラビジネス」が適しているケースに、チャンスがあると感じています。「じゃあスポットで気軽にプロ人材に頼んでみよう」と言える社会をつくっていくことが現在の私の役割です。

竹下:私は個人も法人も含んだあらゆる属性の人が関わる「ココナラ」の開発をしていますが、一つの正解がない中で、できるだけユーザーが喜んでくれるものをつくっていくのが役割です。あらゆる属性の人が関わるサービスを手掛けていて日々感じるのは、全員にとって100%嬉しい機能のリリースが極めて難しいということです。

例えば「ココナラ」で何か共通機能をつくってリリースすると、出品者と購入者の両方の使い心地に影響します。出品者が喜ぶような利便性が高い機能をつくると、かたや購入者からするとむしろ使いづらくなることがあるのです。果たしてどちらの利便性を何%上げたらいいのかと考えても完璧な答えはありません。そのため、どのユーザーにも使いやすくするためにどうすればよいのか、声を拾い続けて毎日正解のない問いに向き合っています。

竹下:会社として上場はしましたが、まだ仕事の型が決まりきったわけではなく、日々皆で一緒に考えながら答えを出している環境です。「ココナラ」をユーザーとして使い込んでいる社員は多くいて、社内では「最近自分の出品しているサービスが何件か売れてさ」「このサービス買ってみたんだけどすごくよかったよ」と嬉しそうな会話が聞こえてきますね。仲間たちも自分と同じ気持ちなんだ、と思いながら働けるのは、ココナラという会社の魅力の一つです。

「自分のストーリーを生きる社会をつくる」というビジョンに共感し挑戦したい方には、ぜひココナラの仲間としてお待ちしています。熱狂するサービスづくりを一緒に楽しみましょう。

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