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INTERVIEW

数学、AI、映画監督…すべての経験が繋がったデータサイエンティストという選択

Goodfindが注目する企業で活躍する社員の、就活や現在の仕事を深掘りする「Goodfindが行く!OBOG訪問」。今回は、東京大学を卒業し、ブレインパッドでデータサイエンティストとして働く坂本遼さんにインタビュー。多くの企業でAIやデータ活用が不可欠となり、その重要性が高まる中、入社4年目にしてPMを担い、最前線で活躍する坂本さんに、今社会に求められているデータサイエンティスト像について伺います。

SPONSORED BY 株式会社ブレインパッド

話し手

坂本 遼

坂本 遼

株式会社ブレインパッド
アナリティクスコンサルティングユニット データサイエンティスト

SECTION 1/4

宇宙に行きたいと思っていたものの、統計の世界へ

⸺航空宇宙工学を専攻した理由や、学生時代、キャリアについて考えていたことを教えてください。

坂本:幼少期から興味があった宇宙に行ってみたいと思い、航空宇宙工学を専攻しました。学部生時代は漠然とロケットをつくりたいと考えていて、業界の情報を集めたり、航空宇宙系の企業を訪問してお話を伺ったりしました。しかし、結果として国内には自分が望んだことができる企業がないということが分かりました。

大学院では、流星周りの電磁場に関する研究に熱中しました。この頃には、もうすでに別の方向性で就職を考えていたんです。実は宇宙以外にも自分が好きなものがありまして。それが、統計です。

⸺統計!宇宙とはつながりがないような......。どのようなきっかけで好きになったんですか?

坂本:本格的に統計に興味を持ち始めたのは、高校生の頃です。私は数学Ⅱ・Bの「確率・統計」という分野が好きでした。

確率の面白い問題として、例えば「モンティ・ホール問題」があります。3つの扉のうち1つだけ当たりのドアがあり、選んだ後に1つのはずれドアを見せられた時、あなたは選択を変えるべきか変えないべきかという問題です。直感的には変えても変えなくても同じだと思うかもしれませんが、実はこれ、選択を変えたほうが当たる確率が高いんです。面白くないですか?このようなことを考えるのが好きでした。

そして、大学3〜4年時に機械学習ブームが到来し、周りの友人もPythonを学び始めていました。Pythonで機械学習を実装し、モデルを作成する大学の講義も始まった頃だったので、面白そうなものをいくつか受講しました。この時に自分の好きな統計を仕事にできる、データサイエンティストという職種を知りました。

SECTION 2/4

データ活用は目的ではなく手段。未来を見据えた姿勢に共感

⸺ご自身の好きな統計の領域から進みたい職種を決めたんですね。データサイエンティストとして働ける企業をどのような軸を持って探しましたか?

坂本:まず企業を探す中で、事業会社か受託分析系企業かという選択がありました。事業会社だと自社の事業やサービスのデータを活用しますが、私はいろんな企業のデータに触れたかったので、受託分析系の企業を見ることにしました。

修士1年の5月頃から自分で企業を調べたのですが、国内の受託分析系で本格的にデータサイエンスを行う企業は数社程度と、多くはありませんでした。その中でもブレインパッドは、技術とビジネス、双方のバランスが最も優れた企業だと私は感じました。

当時でも100人を超えるデータサイエンティストが集まっていたため、データ分析力の高さはもちろんですが、ビジネス視点でも日本の業界を代表するようなさまざまな企業との協業など実績もありました。社会ニーズや課題を捉え、収益性のあるビジネスを展開しているのも印象的でした。

⸺実際に扱うデータや、企業の事業バランスなど詳細に比較していたんですね。このほか、大きな決め手となる部分はありましたか?

坂本:「データ活用の促進を通じて持続可能な未来をつくる」という企業理念への共感は大きな決め手となりました。「データの活用」はあくまでも手段であり、50年後やさらにその先の未来を見据えて、人間にとってより良い幸せな社会をつくろうとしている姿勢に惹かれました。

また、説明会や面接時に「違和感がない」と感じたのも入社を決めた理由の一つです。社員と面接で話した際、自然に会話をしてお互いの理解を深めるような感じで、ありのままの自分でいられる企業だと確信しました。

SECTION 3/4

入社後に感じるデータサイエンティストのリアルなニーズ

⸺入社後、データサイエンティストとしてどのようなお仕事に携わりましたか?

坂本:入社1年目は、ECサイトのレコメンドモデルを開発し、データの受領から効果検証まで、プロジェクト全体の流れを把握できました。2年目には企業向けのデータ活用研修資料の作成なども経て、インターネット業界の顧客企業に常駐し、常駐先企業のクライアントの課題を解決する分析支援業務を担っています。

入社4年目となる現在はPM(プロジェクトマネジャー)として、常駐先企業で5〜6人のチームの業務アサインや利益やコストの把握、メンバーの育成も行っています。

⸺企業によってはPMを任されるまでに10年ほどかかる場合もありますが、ブレインパッドでは、入社4年目という早期からPMを担うんですね。驚きです。

坂本:同期も4年目からPMになる人が増えてきました。私の場合、先頭に立って推進する立場のほうが向いているのではないかと思い、PMを目指していました。

実は学生時代、映画監督としてサークルで映画を制作していました。現場の取りまとめや演出・映像編集を自ら意思決定しながら進めていくことが好きだったので、その経験が現在も活きていると思います。

⸺大学の講義や学生時代のサークル活動、全てが現職に繋がっていますね。データサイエンティストとして働く中での気づきや、やりがいを教えてください。

坂本:さまざまな企業のデータ活用支援に関わる中で、社会のデータ活用が自分の想像以上に進んでいないと痛感しました。だからこそ、データサイエンティストやブレインパッドのような存在が企業や社会に必要だと改めて感じました。

企業のニーズとしてよくあるのは、ユーザーを理解して、より良い商品やサービスを提供したいという思いです。このような思いを受け、さまざまな他社のデータを活用して支援し、より多くのユーザーの幸せにつなげることができるのが、受託分析企業であるブレインパッドのデータサイエンティストならではのやりがいだと思います。

また、データ活用を黎明期から切り拓いてきたブレインパッドだからこそ、取り組める案件の幅や規模も大きく、さまざまな業界、企業の情報を日々キャッチアップしながら専門性を高めることができます。

⸺多くの企業でデータ活用が求められる中、今後ますますデータサイエンティストの存在感が高まりそうです。坂本さんが考える、市場価値の高いデータサイエンティストとはどんな人ですか?

坂本:ただ企業の課題を聞いて分析するのではなく、真の課題を明らかにした上で、解決まで導くことができるデータサイエンティストだと思います。そのためにも、データ分析やモデル構築などの技術のみに偏るのではなく、ビジネスの視点を磨くことも必要不可欠です。私は、技術とビジネスのバランスが優れ、データ活用で企業や社会の課題解決に導く、トップランナーであるブレインパッドで本当に必要なものを提供できるデータサイエンティストとして成長し続けたいです。

SECTION 4/4

後輩におすすめしたい本

幼い頃に好きで、就活で悩んでいた際にあらためて開き、初心に返ってこれからの人生について考えることができた一冊

加古里子『宇宙 そのひろがりをしろう』(福音館書店)

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